はてなブログでお金をかけずに収益化できるのかお悩みの方へ
ブログで収益化を目指してみたいのですが続けら得るのか不安で。パソコンにも詳しくないので、はてなブログで始めてみようと思うのですが。
確かに、はてなブログはとても良いブログサービスです。でも、本気で収益化を目指すなら注意点もあるんですよ。
ブログで収益化を目指したいけれど、挫折せずに続けられるか心配という方も多いのではないでしょうか。はてなブログなら無料で始められるので、リスクが少ないように見えることでしょう。
そこでこの記事では、はてなブログの無料プランと有料のはてなブログProで、収益化をする方法を記事にまとめました。この記事を読めば、収益化を目指すときに無料プランではデメリットが多く有料プランの加入が必要なこと、はてなブログを利用することで解消できない潜在的なリスクがあることが分かります。
ブログで収益化した後に、後悔したくないと思う方は、ぜひ最後まで読んでください。
もし、WordPressテーマを「JIN:R」にしようかと迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
お金をかけずに始められる、はてなブログとは
- 運用コスト:無料
- ドメイン:共有ドメイン
- 自動広告:あり
- アフィリエイト広告:可能
- Googleアドセンスの設置:可能
- 有料記事の販売:可能
はてなブログは、2013年1月に正式に開始した会員登録すれば無料で誰でも情報発信ができるブログサービスです。
はてなブログのサブドメインの位置付けになる「https://(はてなID).hatenablog.com/」といったURLが割り当てられます。サブディレクトリ形式に比べ、メインドメインのSEO的権威性はあまり引き継がれず影響は限定的です。
運営側の自動広告がブログ記事の下などに挿入されます。また、一番ナビゲーションで大切なヘッダー部分には、はてなブログのロゴとポータルサイトへのリンク、ユーザー登録を促すナビゲーションが入る欠点があります。
営利利用が許可されているので、収益化を目標に運営できます。
はてなブログの営利利用に関する方針
はてな利用規約では宣伝や商用を目的とした広告・勧誘などを禁じています。従来は、はてなブログでも営利を主目的とした利用は禁じており、ガイドラインにより、副次的な範囲での広告掲載や広報活動に限定して利用を許諾していました。
しかし、近年では、アフィリエイト広告掲載の意義が認知され、広告収益は書き手のモチベーションを高め、良質なコンテンツを生み出す原資としてブログ運営に不可欠なものとも考えられるようになってきています。
個人の広報活動のために作成されたブログについても、単純に自身の提供するサービスや作品、業績を売り込むことを目的としたものではなく、熱意と知識に基づいた良質なコンテンツによって社会に対して価値を提供することを目指した有益なブログがますます増えている状況です。
このような社会情勢を鑑み、より多くの方に良いコンテンツを発信していただけるブログプラットフォームとするため、はてなブログは個人の営利利用を許諾する方針とします。
ブログで収益化する方法
- アフィリエイト広告を掲載する
- 有料記事を販売する
- オリジナルの商品やサービスを販売する
- タイアップ案件の記事を公開する
ブログの収益化で身近なのは、ウェブ広告のひとつであるアフィリエイト広告を活用する方法です。
アフィリエイトでの登場人物は、広告主とASP、読者、ブログ運営者です。
アフィリエイトはブログなどにバナー広告やテキストリンク広告などを表示して、読者がクリックした後に成果基準を達成すると広告主から報酬が得られる成果報酬型の仕組みです。広告主が決める成果基準は、購入やサービス登録、クリックなど様々です。
ただ、広告を表示するリンクの発行や管理システムの構築といった技術面や、個々のサイト運営者と成果報酬のやり取りをする作業面を広告主が準備するのは大変です。アフィリエイト広告を取りまとめて、広告主の負担を減らしサイト運営者に繋げるのがASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)という会社です。
ASPを通すことで、広告主はより多くのウェブ媒体に広告掲載しやすくなり、ブログ運営者はより多くの案件提携のチャンスが生まれます。
収益化を目指す人に有名なGoogleアドセンスも、クリック報酬型アフィリエイトです。
インターネットに自由にアクセスできるようになってからずっと、ウェブ上の情報は無料なのが当たり前でした。しかし、最近はブログ記事を販売して収益を得る方法が広がっています。
インターネットにアクセスできるデバイスとキャッシュレス決済手段の普及が相まって、個人間に決済機能を持たせることが容易になってきた背景があります。
有料記事のおかげで、情報自体に値段をつけて知識や経験、スキルの販売が可能になりました。アフィリエイトのように、読者が情報をもとにアクションを起こさなくても収益化できる良さがあります。
ブログで稼ぐことを否定的に捉える必要はないと、私は思います。熱意を持って良い商品やサービスを広めて紹介料という形で報酬を得られるのは、ブログを継続するモチベーションや活動資金になります。
これからブログを始める方が取り組みやすい、アフィリエイト広告と有料記事の販売を中心に話を進めていきます。
はてなブログで収益化の方法
はてなブログでの収益化の方法には、公式にサポートがある機能と許可しているだけの違いがあります。
はてなブログがサポートしている収益化
- Amazonアソシエイト
- 楽天アフィリエイト
- iTunesアフィリエイトプログラム
- コンテンツ販売サービス「codoc(コードク)」との連携
はてなブログでサポートしている中で、よく利用されるのは「Amazonアソシエイト」と「楽天アフィリエイト」です。
Amazonも楽天も、記事で紹介した商品を読者が広告リンク経由でアクセスして購入すると、売上に応じた紹介料を報酬として受け取れる仕組みです。
はてなブログ側へは収益化するための申請は不要で、アカウント設定でAmazonアソシエイトIDと、楽天アフィリエイトIDを登録するだけです。
はてなブログを始めたら、自動的に利用できるわけではない点には注意しましょう。
AmazonアソシエイトのID取得には、180日以内にアフィリエイトリンクを通じて3件の適格販売が必須です。3件の実績が得られれば、Amazonのポリシーに適合しているかの最終審査に進めます。
楽天アフィリエイトは、楽天会員の登録をするだけで誰でも始められます。でも、楽天アフィリエイトの成果報酬には、複雑な決まりごとがあります。
報酬金額には、2種類の上限が存在します。
- 楽天市場の商品は、1商品につき1,000円が報酬の上限
- 同じ楽天会員から発生した報酬は、月間3,000円までに制限。
報酬金額が1商品につき1,000円の上限はAmazonアソシエイトにもありましたが、2024年8月に廃止されました。
楽天アフィリエイトは成果が確定すると、楽天キャッシュで報酬を受け取ります。楽天キャッシュは楽天グループの電子マネーで、楽天が提供するサービス内でしか使えないです。
現金で報酬を受け取りたい場合、条件がとても厳しく設定されています。
銀行振込を希望する場合は、直近3ヶ月間の確定報酬が毎月3,001円以上かつ審査に合格する必要があります。
ASPやAmazonアソシエイト、Googleアドセンスでも振込対象になる金額設定はあります。しかし、設定されるのは累計金額で、連続で規定の金額を上回る必要と審査はありません。
楽天アフィリエイトで支払った報酬を、楽天グループ内での囲い込みする強固な仕組みができあがっています。
電子マネーは、企業サイドは利用されなければ利益になるので利便性をアピールされる場合が多いです。でも、ブログ運営する側としては現金でもらえる方が良いです。
ポイントや電子マネーの有効期限と換金率は、ひとつの企業の意向次第で改悪できてしまうからです。
もしもアフィリエイトを通じて提携すれば、Amazonアソシエイトの適格販売の数が不要になり、楽天アフィリエイトも成果報酬が現金で支払われて不利な点が打ち消せます。
はてなブログの独自のサービスではないですがは、「codoc(コードク)」と連携させることで記事の有料販売が可能です。codocは記事の中に有料エリアを設定する方法で、1記事単位でもサブスクリプションでも販売できます。
アフィリエイトの広告モデルと有料記事の直販モデルの両方使って収益化する方法の選択肢が広がります。
はてなブログで許されている収益化
はてなブログでは、Googleアドセンスや外部のASP(アフェリエイトサービスプロバイダ)で契約した広告、企業とのタイアップ案件などの収益化も許可されています。
Googleアドセンスは審査に必要なコードを貼る場所が準備されているものの、ASPのアフィリエイト広告を貼る便利な機能はありません。もしもアフィリエイトやA8.netなどのASPに登録して、ASPのページからHTML形式の広告コードをコピーし、自分で適切な場所に貼り付ける必要があります。
はてなブログでは、成人向けカテゴリーのアフィリエイトが禁止なので、広告選びには注意が必要です。自動表示されるタイプの場合、成人向けの記事やマンガが含まれる可能性がないかも確認する方が良いです。
収益化の方法で人気が高いサービスがGoogleアドセンスです。
表示する場所と方法を指定するだけで、後はGoogleのアルゴリズムが読者の日頃の閲覧履歴などから自動で最適な広告を選んで表示してくれます。クリックとインプレッションの数をもとに報酬が得られます。1クリックは数十円で、インプレッションは表示回数に対して支払われ1,000回表示で数百円程度です。
単価が安いのでまとまった収益にはなりにくいですが、Googleの基準を満たせている自身とブログ記事に読者が来ている実感を得られるので、継続モチベーションになります。
はてなブログの無料プランでもGoogleアドセンスに合格できないわけではありません。ただ、有料プランで独自ドメインを使用した場合に比べると難易度が高いと言われています。
Googleアドセンスの審査では、広告が適切に表示され、ユーザーがコンテンツに簡単にアクセスできるレイアウトが求められます。プライバシポリシーや運営者情報、お問い合わせフォームなどの表示も必要です。
無料プランのユーザーでは、使えない機能やコントロールできない範囲の問題だからです。
Googleアドセンスは収益化の登竜門的な立ち位置で合格を目指す方が多いです。でも、実際にはアドセンスよりもASPの案件の方が収益が多くなる傾向があります。
報酬は、単価と成果の数で決まります。
Googleアドセンスは、単価が安い分たくさんの成果の数が必要です。記事を読んだ全員がクリックしないので、10,000円の報酬を得るにも記事へのアクセス数は万単位で必要で、かなりハードルが高いです。
ASPの案件では、2,000円や3,000円の案件はたくさんあります。単価が高いので、成果の数が少なくても報酬額が高くなります。
ただ、一般論として共有ドメインで、もしもアフィリエイトやA8.netなどのASPでお金を稼ぐのは難易度がとても高いです。
なぜなら、共有ドメインでもASPに登録できますが、広告主へ提携申請した際に承認されるかは別問題だからです。高単価案件は、PR商品との親和性、権威性などしっかりと見て判断されます。その際に、はてなブログの共有ドメインがプラスに働くことはないでしょう。
はてなブログがサポートしていない収益化は、ユーザー個人の責任になるので「プライバシーポリシー」と「お問合せフォーム」の設置が厳密には必要です。
無料プランを使うデメリット
- はてなブログが自動広告を掲載する
- アクセスを集める方法が限られる
- 収益源が突然なくなるリスクがある
はてなIDを登録するだけで、無料で簡単に始められるはてなブログにも、収益化を目指すにはデメリットが3つあります。
はてなブログが自動広告を掲載する
無料でブログプラットフォームを開放しているだけでは運営側にメリットがなくて、サービスの維持もできないのはすぐに理解できることです。そのため、はてなブログが掲載する広告が自動的に挿入されます。
自動広告の表示は、読者にもブログ運営者にも邪魔な存在です。
自動広告が広告の掲載に有利なスペースを優先的に使用して、自分の広告が埋もれてしまうからです。
自動広告と自分の広告が同じページで表示されることでプロモーション内容が競合して、収益を最大化する妨げにもなります。
はてなブログが掲載する広告は読者の閲覧履歴から表示され、自分でコントロールできません。
読者に刺さる記事内容であるほど競合したり、逆に記事の内容と関係のない広告が表示されて注意を逸らしてしまうことも起こります。
過度な広告表示は記事を読むのをやめてしまう原因になり、ユーザー体験の質を重視しているGoogleの検索結果の順位に悪影響があります。
優先的に表示した自動広告の成果報酬は運営会社の収益になり、記事を書いて頑張って読者を集めたユーザーには還元されないです。
はてなブログは記事下などに表示されるだけで、自動広告の数は他の無料ブログより控えめですが、成果報酬が分散する事実は避けられないです。
アクセスを集める方法が限られる
ブログを収益化するには、広告を掲載した記事や有料記事により多くの読者にアスセスしてもらう必要があります。
ウェブページへのアクセスの60%から70%は、検索エンジンの検索結果からと言われています。そのため、アクセスを伸ばすには検索結果からブログ記事への流入を取り込む必要があります。検索結果に上位表示するために、検索エンジン最適化(SEO)が重要です。
はてなブログは共有ドメインで大元のドメイン「hatenablog.com」に、会員の数だけ「はてなID.hatenablog.com」という構造で多くのブログがぶら下がっています。
共有ドメインは、個人でSEO対策が難しく、検索エンジンからの評価を良くも悪くも共有します。はてなブログには、様々なジャンルやレベルの記事が含まれるため、専門性を重要視しているGoogleなどから高い評価を得られにくいです。
はてなブログ本体がSEOに強くても、特定の検索結果にはてなブログの記事が並ぶことは基本的に起きないです。無料ブログの中で選ばれた多くても2記事や3記事程度が上位表示される形です。
SEO対策があまり期待できないので、アドセンスに必要な大量の閲覧数やアフィリエイトで重要な検索需要を十分に確保する難易度が高いです。
はてなブログではポータルサイトやコミュニケーション機能で、コミュニティー内の交流をサポートしてくれます。
はてなブックマークやはてなスター、読者登録、シェアなどでコミュニケーションが取れます。好みや趣味が似ている仲間やファンを増やしやすい環境で、ブログへの集客に役立ちます。
同じブログを使う仲間とは交流しやすい一方、外部からのアクセスを集める効果はないです。そのため、利用者層が限定され、ブログプラットフォームの規模に影響されます。
コミュニケーション機能を使った直接的なアクセス獲得は、継続しないとアクセスが減るデメリットもあります。検索結果からのアクセスは、コミュニケーション機能やソーシャルメディアの活動を通じた方法よりも継続する場合が多いです。
検索結果へ表示される順番の基準は時折見直される場合がありますが、長期的にブログを運営するのならSEO対策ができないのは大きなハンデです。
収益源が突然なくなるリスクがある
ブログ記事などのコンテンツは、個人のパソコンではなくサーバーに保存されています。
自分で契約したサーバーでコンテンツを管理していない状態は、突然アクセスできなくなるリスクが伴います。
はてなブログがサーバーを管理しているので、運営の判断で非表示や削除ができてしまいます。自分が大きなブログプラットフォームの中にあるひとつのカテゴリーに記事を寄稿しているような立ち位置で、ブログ運営をしている状態と言えます。ブログの管理権限を完全に自分で持っている状態ではないのです。
利用規約の変更やアンチによる通報で、意図せずアカウントが削除される可能性も考えられます。万が一アカウントが削除されると、ブログが非表示になり読者がアクセスできなくなります。
運営会社の意向で突然ルールが変わり、昨日まで収益化ができていた方法が使えなくなることも考えられます。2019年10月1日より個人営利利用が許諾され、収益目的でアフィリエイトやアドセンスなどの利用が可能になりました。2013年にサービスを開始してから6年間は禁止だったわけで、今後も変更がある可能性は残ります。
プラットフォームが衰退すると最悪の場合ブログサービスが終了する可能性もあり、積み上げてきたブログデータがなくなってしまいます。
自分ではコントロールできない収益源がなくなるリスクがあると、不安ではないでしょうか。ブログは過去に投稿した記事からも成果報酬が生み出される特徴があり、アクセス可能であり続けることが大切です。
はてなブログはエクスポート機能を持っています。ただ、データファイルは出力できても、デザインなど全てが自動でできるわけではありません。ドメインも変わるので、アクセスの獲得など最初からやり直しの作業になってしまいます。
はてなブログProの有料プランでできること
- はてなブログが表示する自動広告を非表示にできる
- はてなブログのロゴなどが表示されるヘッダーとフッターを非表示にできる
- 独自ドメインの設定が可能になる
- 固定ページを追加できる
無料プランのデメリットを乗り越えて、ブログを収益化するのは難易度がとても高いです。はてなブログProに登録することで、無料プランのデメリットを軽減し、収益化に向けた準備が整います。
料金プランは、1カ月コースで1,008円です。2年コースだと14,400円で、月額600円まで料金が下がります。月額1,000円前後のレンタルサーバーよりも安い料金設定です。
自動広告を非表示にすることで、プロモーション内容が重複したり埋もれることがなくなり、収益化しやすい環境になります。
独自ドメインを設定することは、検索結果に上位表示されるためのSEOで大切な役割があります。検索結果からのアクセスはブログ記事を読んでもらうための主要な経路で、上位表示されることで増やせます。
はてなブログProでは独自ドメインの設定が可能になるだけで、独自ドメインを使用可能にする作業は自分で行う必要があります。
ドメインを設定するにはお名前.comなどドメインプロバイダーで、有料でドメインの登録が必要です。取得したドメインのサブドメインやネームサーバーの設定を、ドメインを契約したシステムを使って行います。ドメインプロバイダーでの設定が終わったら、はてなブログ側にもドメインを設定します。
ドメインの設定は、始めて作業するには少し難しいです。
ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」ように取得と設定を自動でしてくれない点に難しさの大きな隔たりがあります。
固定ページは収益化と直接関係ないようにも思えます。
営利利用するには自分のブログ内にプライバシーポリシーやお問い合わせフォームなど連絡方法を設置する必要があり、通常の記事とは独立した固定ページで作ります。
通常の記事では時系列で表示されて、記事が増えることで埋もれてしまうからです。
はてなブログProにすると、収益化の方法で人気なGoogleアドセンスの審査合格しやすくなります。審査申請する最低条件に、はてなブログProの機能が欠かせないからです。
独自ドメインを使えることで、ブログの専門性や記事の質を他のサイトに影響受けずに担保できるようになります。
Googleアドセンスの審査を受けるときに気を配るのは、プライバシポリシーとお問い合わせフォーム、運営者情報の設置や適切な広告の表示です。プライバシポリシーやお問い合わせフォームは固定ページの機能が必要で、適切な広告の表示には自動広告の非表示が望ましいです。
収益化が自由にできるWordPressも検討してみませんか
ブログ運用コスト
WordPressでブログ運営するには、月々1,000円程度のレンタルサーバー料金と、初期コストでWordPressテーマの購入費用がかかります。
当サイトでも使っているWordPressテーマ JIN:R の場合、19,800円です。
WordPress自体は無料で、独自ドメインは2つ無料というレンタルサーバー会社のサービスが定着しています。
はてなブログProの料金は月額600円からですが、ドメイン代は年間1,400円程度必要です。
コスト面では、はてなブログProの方が優れています。
収益化の手段
WordPressのブログは、収益化の方法が制限されることはないです。レンタルサーバーを適切に選べば、成人向け商品のアフィリエイトも掲載可能です。
WordPressのブログだと有料記事の販売は、外部の機能を追加するプラグインを使い決済機能を連携させるなど少し難しさがあります。ただ、JIN:RではWordPressテーマとしては珍しく、オリジナルブロックに有料コンテンツのブロックがあり、Stripのオンライン決済と連携が可能です。
はてなブログよりも幅広い収益化の手段があります。
収益化をする記事には、いわゆるステマ規制に対応するため、明確にプロモーションや広告であることを読者に伝える必要があります。JIN:RだとWordPressのカスタマイズから一括で設定する機能があります。
アクセス増加の対策
はてなブログProでもWordPressでも独自ドメインは、検索エンジンからドメイン(ブログ)の評価がない状態から始まります。
ブログを開設した当初は、本当に全く誰にも読まれない期間が数ヶ月続きます。たくさんの時間と労力を使いブログ記事の更新を続け有益な情報発信をしているとドメインが評価されて、検索結果の上位表示されるようになります。
はてなブログのコミュニティー機能やポータルサイトにある記事ピックアップ、ランキングが充実しているのは魅力的です。
WordPressにはコミュニティー機能がないですが、Twitter(現X)をはじめとしたソーシャルメディアとのアカウント連携の機能はあります。
コミュニティー機能は、初期のアクセス獲得に有効ではありますが、外部からのアクセスはを伸ばせない側面があります。一方で、独自ドメインを使ったSEOはインターネット利用者全体を対象に集客できるようになります。
はてなブログのコミュニティーにいる人数とGoogle検索をする人数の違いは歴然で、しかもアプローチできる利用者層が限定されることもありません。
コミュニティー機能やソーシャルメディアなどでアクセス数を増やす方法は、交流活動を止めるとアクセス数も減るデメリットがあります。やはり、継続したアクセスを望むなら、本質的なSEO対策が大切です。
WordPressのブログはSEOに有利なシステム構造を持っていて、検索結果に上位表示させるためのSEO対策も行えます。
独自ドメインの設定
WordPressでは独自ドメインを使うことが前提です。
ドメインの取得や設定もレンタルサーバーのサービスを使えば、無料で利用できてサーバーに設定まで対応しています。
はてなブログProで独自ドメインの設定は可能になりますが、他のサイトで独自ドメインを有料で取得と、はてなブログに対応させる設定の必要があります。
希望のドメインを入力するだけのWordPressに比べると、ドメインをはてなブログに対応させる設定は複雑な作業です。
ブログデータの管理
WordPressは自分で契約したレンタルサーバーでブログデータを管理します。
突然アカウント凍結されてブログデータにアクセスできなくなることは起きないです。運営を続けるほどに価値が積み上がり資産化していきます。
はてなブログはエクスポート機能があるので、一応WordPressへの移行も対応できます。ただ、クリックだけで簡単には終わらないです。
はてなブログでは、独自ドメインを使っていてもパーマリンクに「/entry/」が含まれる構造です。少し特殊でWordPressで同じ設定は難しく、はてなブログで運用していた間のURLの評価を引き継ぐには、転送する設定など、システムに詳しくないと対応が難しいです。
有料のはてなブログProを契約して独自ドメインを使用していても、利用規約の変更やアカウント凍結のリスクは変わらない問題です。
ブログを作るのは難しくないので、収益化したい気持ちが頭の片隅にある方は、WordPressで始めてみることをおすすめします。
デザインの自由さ
WordPressで作ったブログには、もしもアフィリエイトやA8.netなどASPで発行されたアフィリエイト広告を自由に掲載できます。
JIN:Rのようなブロックエディターに対応したWordPressテーマを使えば、プログラミング知識がなくても、トップページやカテゴリーページ、ブログ記事で広告表示ができます。
ボタンや吹き出し、アイコンボックス、ブログカードなど豊富なオリジナルブロックを使って、読みやすくて読み飛ばしされにくい記事も簡単に書けます。記事中で注目を集めるような装飾で、他のブログとの差別化も簡単にできます。
JINRオリジナルのアフィリエイトタグ管理の機能を使うと、広告タグを一元管理できる上に、ボタンブロックへプルダウンから選んで簡単に広告リンクを設定できます。
はてなブログでは、サイドバーやブログ記事の中にアフィリエイト広告を掲載できます。
サイドバーにはHTMLのモジュールを追加して、ASPで取得したアフィリエイト広告タグを貼り付けると表示できます。ブログ記事の中に表示するときは、入力モードを「編集 見たまま」から、HTML編集に切り替えて広告タグを貼り付けます。
HTML編集にすると、文章の部分も含めた全体がHTMLで表示されます。余分な文字を消したり入力すると、表示が崩れたり広告が正しく表示されない場合もあります。
HTMLを自分で書くほどの知識までは不要ですが、最低限のことを知るための自分で調べる検索力が必要です。
はてなブログは、表やボックス、ボタンといった記事装飾をして、読者の注目を集める機能はないです。初心者が「HTML編集」にしてボタンに広告タグをリンクさせたりは難易度が高く、バナーやテキストの広告タグを単純に貼り付けるしかできないでしょう。
もう今では難しくないWordPressブログの構築
はてなブログでは簡単にブログが作れて、WordPressは難しいと考えられがちです。でも、WordPressブログも進化していてブログを作る難易度の差は日々縮まっています。
WordPressブログは、レンタルサーバーや独自ドメイン、WordPressテーマの導入など最初に決めることがいくつかあり、サイト構築も必要です。
ただ、代表的なConoHa WINGやエックスサーバーのレンタルサーバーを使えば、契約と同時にWordPressテーマの導入まで一気に終わります。WordPressテーマの導入が終わった時点で、はてなブログの利用登録が終わった状態と同じです。
JIN:Rを使えばデザインプリセットで、デモサイトの状態がクリックだけで手に入ります。あとは、ブログの細かな情報を入力していくだけで完成です。
はてなブログでも色々なカスタマイズが可能なため、最初の設定項目で決めなければいけないことに大差はありません。
WordPressのひとつのデメリットは、ブログの管理とメンテナンスを継続する必要があることです。セキュリティー対策やシステムの定期的なアップデート、コンテンツのバックアップを自分で行う必要があります。
手間はかかりますが、特別な知識が必要ではなくて、プラグインを正しく選んでセキュリティーとパックアップの機能を追加するだけです。
まとめ:もうひと頑張りしてWordPressにしよう
はてなブログでお金をかけずに収益化できるのかをご紹介しました。
はてなブログは収益化目的での使用が許されていて、身近な方法にはアフィリエイト広告の掲載や有料記事の販売があります。
無料プランでは、
- 自動広告が表示される
- アクセスを集める方法が限られる
- 収益源が突然なくなるリスクがある
といったデメリットがあります。
はてなブログProを使うことで、無料プランのデメリットを減らせます。月額600円とレンタルサーバー代よりも安く、収益化を目指すのであれば利用した方が良いです。
ただ、有料プランに変更しても、利用規約の変更などで収益源が突然なくなるリスクは残ってしまいます。独自ドメインの設定をWordPressのようには簡単にできないです。
WordPressでブログを作る作業は、レンタルサーバー会社のサービスが充実したり、WordPressテーマの進化で、簡単にできるようになっています。
はてなブログは、比較的自由度が高く細かな設定も可能で、ブログサービスの中ではおすすめです。しかし、収益化は簡単ではないので、「はてなブログだから稼げない?」という疑念を残すと最後まで頑張りきれないのではないかと、私は思います。
WordPressは最初だけ少しのコストと労力がかかりますが、デザイン性が高く、さまざまな収益化の取り組みが手軽にできます。もうひと頑張りしてWordPressを検討されてみてはいかがでしょうか。
この記事が、JIN:Rを利用してブログを始めようかと検討されている方のお役に立てれば幸いです。