はてなブログとWordPressブログの違いはどこに?後悔しない選び方
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無料で始められるのではてなブログを使うか、ちょっと難しいかもしれないけどWordPressで始めるか迷っているんですよね。
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はてなブログは基本的な機能も揃っていて自由度もあるすごく良いブログサービスです。ただ、ブログの目的に合わせて選んだ方が良いので違いを紹介しますね。
はてなブログは無料の会員登録だけで簡単に始められ、WordPressブログは運営コストとブログ構築に手間がかかります。しかし、稼ぎやすさではWordPressブログが有利と言われて、どちらで始めようか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、はてなブログの基本情報から特徴的なサービス、機能を紹介した後に、WordPressブログとの違いを説明していきます。この記事を読めば、はてなブログを選んだときのメリットとデメリット、はてなブログとWordPressブログがどのような人に向いているか明確になります。
ブログで自分が情報発信したい内容に最適なプラットフォームを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
もし、WordPressテーマ「JIN:R」でブログを始めるか、無料ブログにするか迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
はてなブログとは
はてなブログは、会員登録すれば無料で誰でも情報発信ができるサービスです。
運営会社の基本情報とサービス内容を詳しくみていきましょう。
はてなブログの基本情報
- 運営会社:株式会社はてな
- 設立日:2021年7月
- はてなブログ正式化:2013年1月
- 登録ユーザー数:1,230万人(2024年1月時点)
引用元:株式会社はてな IR資料より
はてなブログは正式にリリースしてから、10年以上運営している無料ブログプラットフォームです。
想いは言葉に。
はてなブログは、あなたの想いや考えを残したり、さまざまな人が綴った多様な価値観に触れたりできる場所です
ブログのプラットフォームとして、文章を書くことと楽しく書けて続けられることが大切にされています。
簡単な操作で写真や商品、動画、レストラン情報の引用を貼り付けできて、はてなブログの編集画面で完結できる操作性で記事で表現できる幅を広げています。
自分らしいデザインに豊富な種類の中から着せ替えてカスタマイズできます。また、サイドバーには関連記事や最新記事などのモジュールの配置も選択可能になっています。
システムは自動的に更新されるので、使うたびに新しくメンテナンスの手間も不要です。
特徴的なサービス
- はてなスター
- 読者になる
- 記事の有料販売
- iTunesアフィリエイトの提携
- はてなブックマーク
はてなスターは、読者が気に入った記事やコメントにスターをつけられるシステムです。ソーシャルメディアの「いいね」に相当するものです。
読者になるははてなブログ内のブログをフォローするシステムです。気になるブログの読者になれて更新があったときに通知を受けられます。
はてなスターの数と購読者の人数は、表示されて人気度を示す証にもなります。
記事の有料販売は、ダイレクト課金サービス「codoc(コードク)」と連携して行います。100円から50,000円の間で価格設定できます。個別記事の販売のほかに、サブスクリプションも可能です。記事の中に有料部分を設定する方式です。
株式会社はてなが提供するはてなブックマークと連携されています。はてなブックマークは、気になった記事を保存することができる無料のサービスで、ブログを書くもの同士の繋がり強化や記事の拡散に効果がります。
はてなブログの機能
初めにURLを決める必要があります。「はてなID+.hatenablog.com」が初期設定で提示され、決定後に変更はできないです。
はてなブログの無料版は独自ドメインではなく、はてなブログの共有ドメイン・サブドメインとしてのURLが割り振られます。サブドメイン形式は、メインドメインのはてなブログが持つSEO的権威性をあまり継承しないため、良い影響は限定的です。
サイトのカスタマイズ
プラン選択をして会員登録が完了したら自分のページができあがっています。初期設定は、ヘッダーにブログ名と2カラムのブログ型です。サイドバーにはプロフィールが表示されています。
ホームページの設定項目
はてなブログは、WordPressブログと同じぐらいの設定箇所があります。
ブログ名、ブログアイコン、ブログのひとこと説明、このブログについて、編集モード、コメント設定
アイキャッチ画像、トップページの記事数、記事URL、Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、head内タグ、はてなブックマーク、公開範囲と引用設定、ほか。
編集モードは、見たままモードとはてな記法モード、Markdownモードの3種類から選べます。
基本設定のアイキャッチ画像は、トップページがシェアされたときの画像で、WordPressではOGPと呼ばれるものです。
ブログの公開範囲をすべての人に公開や公開する人を選択するカスタム、自分のみから選べます。
X(旧Twitter)やInstagramなどのソーシャルメディアのアカウントを登録して、リンクアイコンを表示する箇所がないのは意外でした。
ホームページデザインの設定項目
はてなブログには、デザインテーマの機能が備わっています。
はてなブログの公式とユーザーが作成したデザインテーマを設定画面でプレビューを確認しながらインストールできます。130種類以上ある豊富さでレスポンシブなテーマもあります。
自分で選択して設定する場合でも、簡単に選択できる箇所はたくさんあります。
背景画像、背景色、ヘッダー(画像)、サイドバー、ソーシャルバーの表示、はてなスターとはてなブックマークのコメント、関連記事
アクセントカラー、ヘッダー(画像)、フッター、カテゴリーの表示位置、関連記事の表示
ホームページ全体に反映される背景画像と背景色は、どちらか一方を設定できます。
背景画像はプリセットで53種類とオリジナル画像も設定でき、背景色のプリセットは43種類あります。豊富な種類の中から好みのデザインを選び、自分らしく演出可能です。
無料版は、一番ナビゲーションで大切なヘッダー部分に、はてなブログの共通した内容が出てしまう大きな欠点があります。
記事を書く画面
はてなブログは、記事を書く機能も揃っています。
編集方法は、見たままと、はてな記法、Markdown、HTML編集から選べます。
プレビュー画面があり、PCとスマートフォンで選択でき、新しいウインドウで表示もできます。
大見出し、中見出し、小見出し、標準、箇条書き、番号付きリスト、引用、目次、脚注、太文字、斜体、打ち消し、下線、文字の大きさ、文字色、左揃え、中央揃え、右揃え、続きを読む
画像、カテゴリー、アイキャッチ、カスタムURL、投稿日時、メタディスクリプション、画像、動画、商品、定型文貼り付け、タグをつける
画像は直接アップロードせずに、InstagramやGoogleフォトと連携させる貼り付ける機能です。動画もYouTubeやニコニコ動画と連携させて貼り付けます。
ぐるなびと連携したレストラン情報やはてなブックマークを貼り付けたりもできます。
定型文貼り付けの機能まであり、記事執筆の効率を高められるようになっています。
はてなブログとWordPressブログの違い
運営コスト
はてなブログは無料で金銭的なリスクなく利用できます。
WordPressブログは、レンタルサーバーと独自ドメイン、WordPressテーマの費用がかかります。
レンタルサーバーは、Conoha WINGやエックスサーバーで月々1,000円程度です。独自ドメインは、2つ無料サービスが定着しています。WordPressテーマは、Cocoonのように無料でも優れたものがありますが、有料テーマのJIN:Rがおすすめです。19,800円と少し値段はしますがが、高機能で初心者に優しく、最初に購入するだけで複数サイトでも使えます。
無料版のはてなブログは、はてなブログの広告が入ることや独自ドメインではないこと以外にもさまざまな機能が制限されている状態です。収益化を目指したり、より自分らしいブログにしたい場合は、はてなブログProへアップデートが必要です。はてなブログProは、2年コース 月600円、1年コース 月703円、1ヶ月コース 1,008円の有料プランです。
始めやすさ
はてなブログは簡単でWordPressは難しいとカテゴライズされてきましたが、WordPressブログも進化していて始める難易度の差は日々縮まっています。もう始めやすさだけで、はてなブログを選ぶ時代ではなくなってきています。
はてなブログは、WordPressに近いカスタマイズが可能なため、最初の設定項目は多さは変わらないです。
WordPressブログは、レンタルサーバーや独自ドメイン、WordPressテーマの導入など最初に決めることがいくつかあり、サイト構築も必要です。
ただ、代表的なConoHa WINGやエックスサーバーのレンタルサーバーを使えば、契約と同時にWordPressテーマの導入まで一気に終わります。WordPressテーマの導入が終わった時点で、ほとんどはてなブログの会員登録が終わった状態と同じです。
JIN:Rを使えばデザインプリセットがあるので、デモサイトの状態がクリックだけで手に入ります。あとは、ブログの細かな情報を入力していくだけです。
サイト構築が終わった後の管理に、はてなブログでは手間がかからない良さがあります。
WordPressブログは、構築後のセキュリティーやバージョン更新などが自己管理です。セキュリティー対策は専門知識が必要な訳ではなく、セキュリティー機能が高いレンタルサーバーを選び、無料のセキュリティー機能を追加するプラグインで対応できます。稀なことですが、WordPressのバージョン更新でブログの表示がおかしくなるなどのトラブルがあったときに、自分で調べて解決する力が必要です。
デザインの自由度
トップページのデザインなどのカスタマイズと記事の装飾など表現力に分けて比較します。
トップページのカスタマイズ
はてなブログは、ヘッダー画像とブログ名、最新記事、サイドバーといったクラシカルなブログ型が基本です。
サイドバーに表示する内容は選べますが、最新記事一覧の表示方法は変更できないです。画像と記事の先頭部分だけを表示するブログカード形式にするには、有料版にする必要があります。
はてなブログにはデザインテーマが提供されています。はてなブログ公式と、はてなブログユーザーが作成した130種類以上のデザインテーマの中から選べます。
ブログ型のホームページの基本的な要素は変更できて、背景に画像や色を設定したり、スマートフォン向けのアクセントカラーを設定できたりと設定できる項目は多いです。
制限を受ける部分もありますが、無料版でも自分らしいサイトに仕上げられます。
はてなブログの無料版のヘッダー部分に、はてなブログの共通した内容が出てしまう欠点があります。ナビゲーションで最も大切な場所なので、大きなマイナスポイントです。
WordPressブログは、ヘッダー、メインビジュアル、コンテンツ、フッターと4つのエリアを柔軟に自分らしく設定できます。
画面一番上のヘッダーにメニューを表示したり、一番下のフッターにメニューやPRエリアを作るなど、設定の選択肢は豊富にあります。選ぶWordPressテーマにもよりますが、JIN:Rだとメインビジュアルに動画や記事のスライド表示など、動きのあるページに簡単にできます。細部にまでこだわりを持つと、唯一無二のあなただけのブログに仕上げられます。
WordPressテーマは他にもたくさん種類があり、それぞれで作れるブログの雰囲気が異なります。自分の望む表現が可能なテーマを選ぶとどのような希望にも対応可能です。
![JIN:Rのトップページ構造とカスタマイズの豆知識](https://web-kumitate-koubou.com/wp-content/uploads/2024/04/jinr-toppage-customization_01-320x180.jpg)
記事の表現力
はてなブログのエディター機能には、記事執筆に必要な機能は一通りあります。
カスタムURL(パーマリンク)やメタディスクリプション、予約投稿などもできて、WordPressと変わらない機能性です。定型文貼り付けの機能は執筆活動をスムーズにしてくれるでしょう。
ただ、表やボックス、ボタンといった記事装飾を使って読者の注目を集める機能はないです。
WordPressブログでブロックエディターに対応しているJIN:Rを使うと、エディターと公開の画面がほとんど同じで執筆作業ができます。豊富なオリジナルブロックを用いて、読者が読みやすく装飾された記事を直感的な操作で作成できます。
はてなブログは、自動で広告が挿入されてしまいます。Googleアドセンスと違い表示場所を設定できないので、読者の気を散らしてしまう可能性があります。
お金を稼ぐ手段
無料版のはてなブログでは、ウェブ広告を通じてお金を稼ぐ難易度がとても高いです。
はてなブログの広告が表示されるため、アフィリエイトやアドセンスの広告と競合してしまい成果が分散してしまいます。もちろん、はてなブログの広告へ流れてしまった分は、稼ぎにならないです。
共有ドメインでSEO対策が難しくなっています。そのため、アドセンスに必要な大量の閲覧数やアフィリエイトで重要な検索需要が十分に確保できないです。
はてなブログでもGoogleアドセンスの審査に通らない訳ではありませんが、WordPressブログに比べると難易度が高いと言われています。
無料版でもA8.netなどASPに登録できますが、広告主へ提携申請した際に承認されるかは別問題です。それなりの紹介料がもらえる広告は、PR商品との親和性、権威性などしっかりと見て判断されます。その際に、はてなブログの共有ドメインがプラスに働くことはないでしょう。
はてなブログでしっかりと稼ぎたいなら、広告の非表示と独自ドメインが取れるはてなブログproに登録した方が良いです。
WordPressブログは独自ドメインなので、Googleアドセンスやアフィリエイト広告で不利に働くことはないです。
はてなブログは、codoc(コードク)と連携させることで記事の有料販売が可能です。
一般的なWordPressテーマでは、特別な知識やプラグインの設定ができないと記事の有料販売は難しいです。しかし、JIN:Rには有料コンテンツのブロックがあり、stripeの決済と連携できます。
集客のしやすさ
はてなブログは共有ドメインなので、個人でSEO対策がしずらいです。
共有ドメインの中でもサブドメインのURL構造が取られています。メインドメインであるはてなブログのドメインと独立しているため、検索エンジンで上位表示させる恩恵は限定的と言われています。
はてなブログのトップページがポータルサイトとして機能しているため、はてなブログのユーザー内の需要が自然と生まれます。はてなスターや読者登録を通じてたユーザー間のコミュニケーションも促進されています。このように最初から少しでも読者が生まれるように、運営がサポートしてくれます。
WordPressブログは独自ドメインで、より深く自らSEO対策を強化し追求できます。
独自ドメインは、検索エンジンからのドメイン(ブログ)の評価がない状態からスタートします。ドメインが評価されて、検索結果の上位表示されるまでに、時間と労力が必要です。はじめは本当にまったく誰にも読まれない期間が数ヶ月続きます。
コンテンツの管理者
コンテンツの管理者について見過ごされがちですが、とても大切なことです。
はてなブログは、運営会社のサーバー内でコンテンツが管理されています。
サービスが終了したり、プラットフォームが衰退しない限りブログ記事は資産として積み上がります。
明らかに利用規約の違反の場合は仕方ないですが、解釈の違いや意図せず違反してしまったり、アンチによる通報などで、アカウント停止になる可能性があります。いわゆる垢BANになると、積み上げてきたブログ記事を突然失うことになります。
記事のエクスポート機能があるので、一応対応できますがリスクは存在します。
WordPressブログの場合は、Webサイトとブログ記事は自分が所有し管理できます。運営を続けるほどに価値が積み上がり資産化していきます。
![](http://image.moshimo.com/af-img/4974/000000070197.png)
はてなブログとWordPressブログどちらが良いか
どちらか選べない場合は、WordPressブログをおすすめします。
なぜなら、レンタルサーバーのサービスが充実し初期設定が簡単になり、WordPressテーマがデザイン面もサポートしてくれるようになったからです。
確実にWordPressブログを構築する難易度は下がっています。ブログ記事の書きやすさや装飾の豊富さも、ブロックエディターになり初心者でも簡単にできるようになっています。
ただ、インターネットにたくさんある情報を調べて自分で行動できない人は、運営のサポートが手厚いはてなブログの方が長く続けられると思います。
はてなブログに向いている人
- お金を稼ぐことを目的としていない人
- 飲食店や旅のレポートをしたい人
- 調べたり難しいこと抜きでブログを始めたい人
はてなブログは、基本的な機能はWordpressと変わらない程に良いプラットフォームです。特に、パソコンにあまり詳しくない、知識欲はそんなにない、でも、ソーシャルメディアでは物足りないく感じるのでブログを始めてみたい人に最適です。
WordPressブログに向いている人
- お金を稼ぐことを目的にする人
- 自分らしさのあるブログを持ちたい人
- 調べることが苦にならない自己責任の考え方の人
ブログ記事で読者の検索意図を満たすことで収益を得たい場合は、制限がないWordPressブログの方が有利です。
ブログ型のデザインだけではなく、流行りのサイト型デザインや動きのあるページにカスタマイズしたいなど、こだわりたいならWordPressにする必要があります。
JIN:Rのようなブロックエディターに対応しているWordPressテーマを購入すれば、HTMLやCSSを書くことはほとんどありません。それでも、狙い通りにカスタマイズしたいとなると、わからない場合やうまくいかない場合に調べて自己解決できないと挫折してしまう可能性があります。
まとめ:制限と支援のはてな、自由と自立のWordPress
無料のブログプラットフォームである「はてなブログ」と、有料で運営する「WordPressブログ」の違いを比べてきました。
はてなブログは、設定項目が豊富でデザインの柔軟性も高く、エディター機能も充実していることがわかりました。無料ブログサービスでありながら、WordPressブログに近い環境でブログ運営が可能です。
多くの人が読まれなくて挫折してしまう点も、はてなスターや購読登録、はてなブックマークなどの支援を受けられます。
ただし、無料版にはプラットフォーム側の広告が表示や、ヘッダー部分にはてなブログのナビゲーションが表示されるという重大な制限があります。
WordPressブログで懸念されていたブログ構築や記事執筆の難しさは、レンタルサーバー会社のサービス向上やWordPressのブロックエディターが広まることで、大きく解消されています。
はてなブログは良くも悪くもブログのみで、WordPressブログはウェブサイト運営の経験など幅広く役立つ知識になる、と私は考えています。
この記事が無料ブログプラットフォームとWordPressのどちらにすべきか検討中の方のお役に立てば幸いです。