楽天ブログとWordPressで収入を得やすいのはどっち?後悔しない選び方
楽天ブログはネットショッピングや野球で知っているブランドで、Wordpressで始めるよりも簡単でいいかなと迷っているんです。無料でお得ですし。
確かに、無料で簡単に作れる良いサービスなのですが、ブログの目的に合わせて選んだ方が良いのでWordPressとの違いを紹介しますね。
楽天ブログは無料のユーザー登録だけで簡単に始められる一方、WordPressブログは運用コストとブログ構築に若干の手間がかかります。でも、収益化を目指すならWordPressブログの方が良いという情報が多く、どちらを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、楽天ブログの基本的な情報や特徴、WordPressブログとの違いを紹介します。ブログを成功させるには、目的に最適なプラットフォーム選びが大切です。
この記事を読めば、楽天ブログの特徴的なサービス、楽天ブログとWordPressブログそれぞれどのような人に向いているのかがわかります。楽天ブログを選ぶメリットとデメリットを知って、最適なプラットフォームを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。
もし、WordPressテーマを「JIN:R」にしようかと迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
楽天ブログとは
楽天ブログは楽天IDの登録をすれば、無料でブログを作れるサービスです。
運営会社の基本情報とサービス内容を詳しくみていきましょう。
楽天ブログの基本情報
- 運営会社:楽天グループ株式会社
- 設立日:1997年2月7日
- 楽天ブログサービス開始:2001年8月
- 登録ユーザー数:公式情報なし
引用元:楽天グループ株式会社 企業情報より
言わずと知れた日本を代表するショッピングサイトの楽天市場が母体の、楽天グループが運営するブログサービスです。
2001年8月に楽天広場の名前で日記コミュニティーサイトとして始まり、2006年12月に楽天ブログの名前に変わりました。現在も記事ではなく日記と表現される名残りがあります。
20年以上前から運営されているブログサービスで、日本の他のブログよりも早くに始まっています。
画像容量が無制限など全ての機能が無料で使えるので、有料プランの設定がありません。
楽天ブログには、日記ブログで楽天市場の商品を紹介するブログが多いです。
特徴的なサービス
- カスタマイズ可能なデザインテンプレート
- ポイントミッション
- ブロ活広告
楽天ブログには約450種類のデザインテンプレートがあり、クリックするだけで利用可能です。
テンプレートは、メインビジュアルの画像やブログタイトルの文字色、位置などを簡単に部分的なカスタマイズが可能です。
ポイントミッションは1日1回参加できる、「いいね!」を15記事にクリックすると楽天ポイントが1ポイント貰えるサービスです。クリックするには、10秒間記事を開いている必要があります。
ブロ活広告は、表示された回数に応じて報酬が発生する広告サービスです。ブログ記事を書いてブロ活広告をセットするだけで、クリックされなくても収入が得られます。
ブロ活広告の特徴は、
- 初期設定では自動設置
- 1記事に1つのブロ活広告
- 報酬は楽天ポイントで6ヶ月の期間限定ポイント
- 楽天アフィリエイトとの同時利用可
ということです。広告収入は楽天ポイントで、しかも期間限定なので注意が必要です。
他にも気をつけるべき点があり、
- 1ヶ月に獲得できるポイントは、500,000ポイントが上限
- 表示される広告の内容やサイズを選べない
- ブロ活広告を辞めたら手動で広告を消す必要がある
- ブロ活広告を辞めた後に広告が残っていても収入にならない
などの条件があります。
ランクアップの基準は非公開ですがランクアップ制度があり、獲得した累計ポイントに応じてブロ活ランクが上昇します。他の方には公開されず報酬もアップしませんが、特典やキャンペーン情報をもらえる可能性があります。
楽天ブログの機能
楽天会員なら新たな登録は不要で、楽天ブログの利用規約とプライバシーポリシーに同意するだけでブログを始められます。
楽天ブログにログインし、新規登録の画面でブログ開設を選択すると、「新規日記の登録」画面が開きます。
新規日記の登録で、ブログのタイトルとURLを決めます。
URLは「https://plaza.rakuten.co.jp/(任意)」の共有ドメインで、楽天ブログのサブディレクトリの位置付けです。サブディレクトリの場合、メインドメインの評価やリンク構築の効果を直接的に受け継ぎやすいと言われています。ただし、rakuten.co.jpではなくplaza.rakuten.co.jpのドメインで、楽天ブログの全サイトで分割するので、影響は薄まります。
楽天ブログではブログを日記と呼ぶこともあり、言葉がバラバラで少し分かりにくさを感じます。
ブログのカスタマイズ
新規日記の登録が終われば、WordPressブログでテーマを有効化した直後と同じような状況で、自分のブログページができています。記事を書くことはできますが、記事公開する前にブログ設定を済ませる必要があります。
メインビジュアルは単色の背景にブログ名が表示され、左側にサイドバー、右側に新着記事一覧があるブログ型のデザインです。サイドバーには、プロフィール、カレンダー、バックナンバー、カテゴリなどと、3カ所に自動広告が表示されます。
右上には閲覧数カウンターが表示され、右端にはスクロールに追尾するナビゲーションあります。カウンターの横には小さなボタンが表示され、公式が選んだ他人のブログ記事へリンクされています。
自動広告が6カ所に表示され、そのうち2つは画面の下側に帯状で表示され追尾するスティッキー広告と、サイドバーの最上部など広告表示に最適な場所を独占しています。
ブログ機能の設定項目
WordPressブログよりは少ないですが、楽天ブログも詳細な設定項目があります。
プロフィール画像、ニックネームの変更、ジャンル、ブログのタイトル、ブログの説明、ブロ活全般設定、ポイントミッション設定、コメントの基本設定、カテゴリ管理、テーマ管理、外部サービス連携設定、メールで更新機能、定型文の設定、アクセスレポート、アフィリエイト成果、画像管理 など
ブログの説明は、サイトのディスクリプションでもあり、プロフィール画面に表示される文章でもあります。
テーマ管理では、ハッシュタグのような機能をもつクチコミテーマを新規作成ができます。ブログランキングの詳細ページで、クチコミテーマ別ランキングがあります。
外部サービス連携でInstagramのアカウントを紐づけられます。
メールで更新機能を使えば、曜日を決めて記事更新のメール配信が可能です。DMのメールリストの作成も可能です。
定型文のタイトルと本文を入力するだけで簡単に作れて、自動挿入も設定できます。
ブログデザインの設定項目
楽天ブログには、デザインテンプレート機能があります。
デザインテンプレートは約450種類あり、日々追加されています。豊富なテンプレートをプレビューして好みのテンプレートを選んだら、クリックするだけで利用できます。
ブログサイトのレイアウトは、中央メイン型と左メイン型、右メイン型、メイン型、旧広場型の5種類から選べます。メイン型は、サイドバーを表示しないサイト型トップページです。メイン型では自動広告が表示されなくなります。
ブログタイトルをオリジナルの内容に設定変更できます。
- テンプレートのデフォルト画像
- オリジナル画像
- 画像を利用しない
の3種類から選べ、ブログタイトルの表示をするかの選択と、文字の色、位置、大きさを設定できます。
「オリジナル画像」と「画像を利用しない」では、ブログタイトル部分に使用する画像や背景色の上下幅が決められます。
ブログパーツ機能を使って、ブログに表示する内容と順番がドラック&ドロップで設定できます。
日記/記事の投稿、自由欄、購入履歴
プロフィール、カレンダー、カテゴリ、お気に入りブログ、購入履歴、サイド自由欄、コメント新着、日記/記事の投稿、バックナンバー、フリーページ、キーワードサーチ、ニューストピックス、楽天カード
自由欄とサイド自由欄は、タイトル無しの本文だけの文章が書けて、リンクではなくその場所に表示されます。
フリーページは、タイトルと本文が書ける記事のようなもので、エディターは使えないのでほぼ装飾できないテキストだけです。フリーページの場所に、タイトルのリンク一覧が表示されます。
特徴的なのは購入履歴で、記事終わりに自分の購入履歴を表示する機能です。
記事を書く画面
楽天ブログには、記事を書く基本的な機能は揃っています。
記事を書くページと管理画面が同じで、設定項目などが表示されていた部分がエディターに変わります。
エディターの種類は、見たまま編集を使うかをチェックマークで選択するだけの2種類です。
太字、斜体、取り消し線、下線、文字色、文字の背景色、文字サイズ、見出し(h3 h4h h5)、引用、定型文、リンク挿入、メール挿入、絵文字、画像挿入、Instagram、ブロ活・アフィリエイト、左寄せ、中央寄せ、右寄せ、インデントを増す、インデントを減らす、箇条書き、番号付き箇条書き、水平罫線
トライバックURL、非公開日記を入力、日記を自分宛にメールで保存、クチコミテーマ、公開日時など
画像挿入では、回転や反転、トリミングの他にも、スタンプやフィルターを使った加工ができます。
メール挿入は、文字にメールアドレスをリンクする機能です。リンクをクリックするとメールが立ち上がります。
ブロ活・アフィリエイトは、広告を設置する機能です。
ブロ活広告を手動で追加したり削除したりできます。
楽天アフィリエイトの楽天市場の商品や楽天トラベルの施設を検索して簡単にアフィリエイト広告を追加できます。楽天グループのリンクシェアアフィリエイトとTGアフィリエイトの広告も追加可能です。
楽天アフィリエイトは楽天グループ内の広告、リンクシェアアフィリエイトは楽天グループ以外の広告(金融除く)、TGアフィリエイトは楽天グループ以外の金融の広告という違いがあります。
トラックバックURLとは、他のサイトやブログ記事の内容を自身の記事に参照・引用をした際に、そのことを参照・引用元の管理者に通知する機能です。3つまで設定できます。
アイキャッチ画像を設定する項目がなく、記事内の最初の画像が自動的に適用されます。
記事のパーマリンク設定やディスクリプション、画像の代替えテキスト(altタグ)を設定する機能がありません。また、ブログで使用されることが増えているYouTube動画を追加するボタンもないです。
最も困るのは、公開した記事を下書きに戻せないことです。一度公開した後に非表示にするには削除する必要がありとても不便です。
楽天ブログとWordPressブログの違い
運営コスト
楽天ブログは無料で始められます。有料プランはなく、無料で全ての機能が利用できます。
WordPressブログは、運用コストがかかります。
ブログを構築するにはレンタルサーバーと独自ドメインの費用が必要です。レンタルサーバーはConoHa WINGやエックスサーバーで月々1,000円程度で、独自メインは2つ無料サービスが主要なレンタルサーバー会社では定着しています。
絶対必要なものではありませんが、有料のWordPressテーマの利用がおすすめです。JIN:Rは19,800円もしますが、一度購入すればずっと使えるし自分の複数サイトで利用できます。
始めやすさ
楽天ブログは簡単で、WordPressブログは難しいと考えられがちです。WordPressを取り巻く環境は進化していて、始める難易度の差は日々縮まっています。もう始めやすさだけで、楽天ブログを選ぶ時代ではなくなってきています。
楽天ブログは、WordPressのように細かく設定できないものの、最初設定で決めなければならない項目はいくつかあります。
WordPressブログは、レンタルサーバーや独自ドメイン、WordPressテーマの導入など最初に決めることがいくつかあり、サイト構築も必要です。
ただ、代表的なレンタルサーバーのConoHa WINGやエックスサーバーを使えば、契約と同時にWordPressテーマの導入まで一気に終わります。WordPressテーマの導入が終わった時点で、楽天IDの登録と楽天ブログの利用規約同意が終わった状態と同じです。
JIN:Rを使えばデザインプリセットで、デモサイトの状態がクリックだけで手に入ります。あとは、ブログの細かな情報を入力していくだけで完成です。
楽天ブログが良いのは、設定した後のセキュリティーやバージョンの管理に手間がかからないことです。
WordPressブログは、構築後のセキュリティーやバージョン更新などを自己管理で行う必要があります。
しかし、セキュリティー面の特別な知識が必要な訳ではなく、セキュリティー機能が高いレンタルサーバーを選び、無料のセキュリティー機能持つプラグインを追加するだけです。ただ、稀なことですが、WordPressのバージョン更新でブログの表示が崩れるなどのトラブルがあったときに、自分で調べて解決する力が必要です。
デザインの自由度
トップページのカスタマイズと、記事の装飾など表現力に分けて比較します。
トップページのカスタマイズ
楽天ブログの初期設定は、2カラムのブログ型です。
デザインテンプレートの機能があり、自分のブログをカスタマイズできます。全てのテンプレートでメインビジュアルのタイトル部分を独自にカスタマイズ可能です。メイン型のレイアウトを選んで、サイドバー無しのブログデザインにもできます。
パソコンで表示されるサイドバーは、ドラック&ドロップで追加する機能の選択、順番を設定できます。
ブログデザインの設定項目は柔軟で、オリジナルのブログに仕上げられます。しかし、ヘッダーに公式の楽天モバイルの広告と、人気記事ランキングのページへのリンクが表示されます。さらに、公式の自動広告がとても多く6カ所ほど表示されます。
自動広告が目立つ場所に表示されるので、ブログデザインにこだわっても雰囲気がまとまらなくなってしまいます。
ブログページに表示している広告は非表示にすることはできません。広告の表示は、皆様に楽天ブログを無料で提供させていただくために必要となりますので、ご理解いただけますようお願いします。
有料プランがなく、楽天ブログが表示する広告を非表示にする方法がありません。
WordPressブログは、ヘッダー、メインビジュアル、コンテンツ、フッターと4つのエリアを柔軟に自分らしく設定できます。画面一番上のヘッダーにメニューを表示したり、一番下のフッターにメニューやPRエリアを作るなど、設定の選択肢は豊富にあります。
選ぶWordPressテーマにもよりますが、JIN:Rだとメインビジュアルに動画や記事のスライド表示など、動きのあるページに簡単にできます。コンテンツエリアとフッターエリアも、ブログ記事を書く方法と同じ方法でカスタマイズ可能です。誰でも細部にまでこだわることができ、唯一無二のあなただけのブログに仕上げられます。
もちろん、見知らぬ誰かのブログ記事への誘導リンクが入ることはありません。
他にもWordPressテーマは豊富にあり、どれを選ぶかでブログの雰囲気が違ってきます。表現したいデザインに合わせて選びましょう。
記事の表現力
楽天ブログのエディターは、ブログを書くのに必要な機能はほぼ揃っています。ただ、表やボックス、ボタンといった記事装飾をして読者の注目を集める機能はないです。
1度公開すると下書きに戻せないので注意が必要です。
WordPressブログは、ブロックエディターに対応しているJIN:Rを使うと、ボタンやボックス、比較表など豊富なオリジナルブロックが使えます。文章を装飾できて表現が豊かになり、読者も読みやすく、注目して欲しい箇所も伝わりやすい記事を簡単に作成できます。
YouTube動画をアイキャッチ画像にしたり、記事の中に埋め込むのも簡単にできます。
収益を得る方法
楽天ブログは、外部のアフィリエイト広告が許可されていません。
収益が得られるのは、楽天アフィリエイトとブロ活広告、リンクシェアアフィリエイト、TGアフィリエイトだけです。有料記事を販売する機能もありません。
- 楽天アフィリエイトは楽天グループ内の広告
- ブロ活広告は閲覧数に応じた報酬
- リンクシェアアフィリエイトは楽天グループ以外の金融除く
- TGアフィリエイトは楽天グループ以外の金融
という違いがあります。
楽天アフィリエイトの収益は、楽天サービス内で使える楽天キャッシュで支払われます。3,001円分以上を受け取るには審査が必要で、3ヶ月連続で3,001円分の成果が承認されると初めて銀行振込が可能になります。最短ルートでも9,003円分の成果承認が必要で、楽天グループ外への現金持ち出しには高いハードルが設定されています。
楽天ブログは、読者に最適化された自動広告がとにかく多く表示されます。
- トップページには、ヘッダーに楽天モバイル広告と自動広告が6カ所に表示されます。
- ブログ記事の下には、自動広告が2つ表示されます。
- フリーページ(文字だけの記事)には、自動広告がタイトル上と本文したの2カ所に表示されます。
- フリーページの本文下には、ジャンルや人気のクチコミテーマなど他ユーザーへのリンクが入ります。
読者の趣向に合わせて自動広告が表示されるため、あなたがPRしている広告と競合関係になります。効果的な場所を押さえられたくさん表示されるので、収入を得る機会は減ってしまいます。
ブログページに表示している広告は非表示にすることはできません。広告の表示は、皆様に楽天ブログを無料で提供させていただくために必要となりますので、ご理解いただけますようお願いします。
無料プランを作らなくても自動広告を表示することで採算が取れると楽天ブログのFAQでも書かれています。
WordPressブログは、自由にアフィリエイト広告を表示できます。
もしもアフィリエイトやA8.netなどのASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)で提携した広告を、表示する場所も表示する数も自分で決められます。
一般的なWordPressテーマでは、記事の有料販売が特別な知識がないとできないことが多いです。ですが、JIN:Rには有料コンテンツのブロックがあり、stripeの決済と連携して有料記事記の販売ができます。
集客のしやすさ
楽天ブログは共有ドメインで、サブディレクトリのURL構造です。
サブディレクトリの場合は、メインドメインの評価やリンク構築の効果を直接的に受け継ぎやすいと言われています。ただ、楽天ブログの全サイトで分割するので、メインドメインの影響は薄まります。
共有ドメインであることに加えパーマリンクの設定もできないので、個人でSEO対策がしづらいです。そのため、検索エンジンからの流入はあまり見込めないです。
楽天ブログには有料プランがなく、無料有料を問わず独自ドメインが使えるサービスがありません。
楽天ブログのトップページは、ひとつのブログのようなデザインです。
- ヘッダーには楽天モバイルの広告
- メインビジュアルは楽天公式のPR記事とピックアップ記事の記事スライド
- コンテンツエリアは、ピックアップブログとサイドバーの2カラム
- サイドバーには、人気のテーマとブログジャンル、検索、楽天グループのバナー広告
- フッターエリアは、ブログランキング、ジャンル別アクセス記事ランキング、楽天モバイルの広告など
ポイントミッションというサービスでは、15記事に「いいね!」をすると楽天ポイントが1ポイントもらえます。このようなポイ活と組み合わせたPV数アップの取り組みが行われています。
メールで曜日を決めて更新通知を送る機能がありますが、一定数の人は楽天からの大量のメールに嫌悪感を抱くことに注意が必要です。
WordPressブログは独自ドメインを使用し、SEOに強いWordPressテーマを選んだりプラグインを追加するなど、自らSEO対策を強化できます。
独自ドメインは、検索エンジンからドメイン(ブログ)の評価がない状態で始まります。そのため、ドメインが評価されて検索結果に上位表示されるまで、たくさんの時間と労力が必要です。WordPressブログを開設した当初は、本当に全く誰にも読まれない期間が数ヶ月続きます。
それでもブログ記事の更新を続け有益な情報発信をしているとドメインが評価され、インターネット利用者全体を対象にした集客ができるようになります。
コンテンツの管理者
記事などのコンテンツの管理は、見過ごされがちですがとても大切です。
楽天ブログでは、運営会社のサーバー内でコンテンツが管理されています。サービスが終了したりプラットフォームが衰退しない限り、ブログ記事が資産として積み上がります。
ただし、垢BANになると積み上げてきたブログ記事を突然失ってしまいます。明らかに利用規約に違反したの場合は仕方ありません。でも、解釈の違いや意図せず違反してしまったりアンチによる通報などで、垢BANされる可能性もあります。
楽天ブログにはインポートとエクスポートの機能がないので、特にリスクが高いです。
WordPressブログは、Webサイトとブログ記事は自分が所有し管理できます。頑張って運営を続けるほどに、ブログ記事が資産として積み上がります。
楽天ブログとWordPressブログどちらがいいか
どちらか選べない場合は、WordPressブログをおすすめします。なぜなら、レンタルサーバーのサービスが充実したおかげで初期設定が簡単になり、WordPressテーマがデザイン面もサポートしてくれるようになったからです。
確実にWordPressブログを構築する難易度は低下しています。ブログ記事を書くことも多彩な装飾も、ブロックエディターになり初心者でも簡単にできるようになっています。
ただ、インターネットにたくさんある情報を調べて自分で行動できない人は、公式による運営サポートがある楽天ブログの方が長く続けられると思います。
楽天ブログに向いている人
- 楽天経済圏を活用している人
- 収益化が最優先ではない人
- 日記ブログを書きたい人
- 調べたり難しいこと抜きでブログを始めたい人
楽天ブログの基本的な機能は比較的使いやすく、良いブログのプラットフォームです。楽天市場の会員登録であれば、すぐに楽天ブログを始められます。楽天市場はネットショッピングモールの最大手で、ブログ開設のハードルは低いです。
楽天グログの読者には楽天会員が多く商品購入のハードルが低いため、楽天アフィリエイトで稼ぎたい人に向いています。楽天アフィリエイトの成果報酬は楽天キャッシュで支払われ、3ヶ月連続で月間3,001円以上の成果報酬を得ると銀行振込が可能になります。楽天経済圏を活用している人にとっては、楽天キャッシュ支払いをデメリットと感じにくいです。
しかし、楽天ブログは、収益化を目的にするには適していない側面があります。
- 自動広告が消せない
- 独自ドメインを使えない
- 他社アフィリエイトが制限されている
このような理由が挙げられます。特に自動広告の数が多くて、管理画面内にも表示されるほどです。
パソコンにあまり詳しくないがソーシャルメディアでは物足りなく感じる人にも適しています。
WordPressブログに向いている人
- お金を稼ぐことを目的にする人
- 自分らしさのあるブログを持ちたい人
- 調べることが苦にならない人
- 自己責任の考え方がある人
ブログ記事で情報発信をして読者の検索意図を満たして収益を得たいなら、WordPressブログが有利です。
アフィリエイト広告の種類や広告表示場所を、自分で自由に決められます。もちろん、ASPの成果報酬は日本円で受け取りできて、使用場所が限定されません。
ブログ型のデザインだけではなく、流行りのサイト型デザインや動きのあるページにカスタマイズしたいなど、細部にこだわりたいならWordPressにする必要があります。
JIN:Rのようなブロックエディターに対応しているWordPressテーマを導入すれば、HTMLやCSSなどのコードを書くことはほとんどありません。
それでも、分からないことやうまくいかない場合に調べて自己解決できないと挫折してしまう可能性があります。
まとめ:楽天ファン専用ブログと汎用型ブログ
無料プランだけのブログプラットフォーム「楽天ブログ」と、有料で運営する「WordPressブログ」の違いを紹介しました。
楽天ブログは、前身の楽天広場のスタートから20年以上運営されている老舗のブログサービスです。
全ての機能を無料で使えますが、自動広告を消したり独自ドメインを使用したりはできないです。
楽天ブログは自動広告の数が特に多く、トップページやブログ記事、管理画面など至るところに表示されます。楽天アフィリエイトの広告と競合する上に、自動広告で発生した収益は、ブログを書いた人には還元されません。
外部のアフィリエイト広告を掲載することが禁止されています。楽天アフィリエイトなど楽天グループが取り扱う商品・サービスとアフィリエイト広告のみ掲載可能です。
楽天アフィリエイトの収益は楽天キャッシュで支払われます。銀行振込が可能な条件が設けられていて、楽天グループ外に収益金の持ち出しが難しく設計されています。
楽天ブログのデザインテンプレートは種類が豊富で、全てがレイアウトを選択でき、ブログタイトル部分をカスタマイズできる柔軟性があります。
楽天経済圏を活用して生活する楽天ファンにおすすめできるブログサービスです。
WordPressブログで懸念されるのはブログ構築や記事を書く難しさです。現在ではレンタルサーバー会社の「WordPress簡単インストール」の開発や、WordPressのブロックエディターに対応したテーマが広がることで、その大部分が解消されています。
楽天ブログでできる多くのことは、基本的にWordPressブログでも実現可能です。楽天ブログは語句の統一ができてなかったり、独特な名称があり混乱しがちです。
WordPressで始めるハードルが下がった今、わざわざ楽天ブログを選ぶ必要はないと、私は思います。
この記事が無料ブログプラットフォームとWordPressのどちらにすべきか検討中の方のお役に立てば幸いです。