意外と知らない7つの無料ブログのアフィリエイト事情
簡単でお金かからないので、無料ブログでアフィリエイトを始めようと思って。どのブログサービスが適しているのかな。
確かに、無料ブログはお金もかからないし簡単で良いのですが、アフィリエイトが目的ならWordPressとも比較した方が良いですよ。
日常生活での体験や自分の知識を生かした情報発信で稼げれば良いなと思う方も多いのではないでしょうか。そんなときに候補に挙がるのがブログでのアフィリエイトです。でも、どのブログサービスを使えば良いか迷うことも多いですよね。
そこでこの記事では、無料の7つのブログプラットフォームとWordPressで、アフィリエイトに向いているのはどれかを比較していきます。この記事を読めば、運営側の自動広告が入らずアフィリエイトで収益化しやすいブログが分かります。
ブログでアフィリエイトを始めるときのチェックポイントを知って、プラットフォーム選びで後悔したくない方は、ぜひ最後まで読んでください。
もし、WordPressテーマを「JIN:R」にしようかと迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
ブログでアフィリエイトを活用して稼ぐとは
無料ブログの比較を始める前に、そもそもブログとアフィリエイトとは何なのか再確認します。
ブログの生い立ち
ブログは「ウェブログ(Web+Log)」という言葉から生まれました。インターネット上の記録という意味で、2000年代前半には、個人の考えや意見、日々の出来事、思いを綴るオンラインの日記として広く利用されていました。多くの無料ブログのサービスが始まった頃は、マーケティングの場ではなかったのです。
ソーシャルメディアの発展とともに、ブログのメインコンテンツだった日記的な役割は、ソーシャルメディへシフトしていきました。
現在、ブログは読者の知りたい情報の提供や悩みを解決することに重きを置いています。企業の参入も広がったことでブログの役割は、より専門的な情報発信や収益を目的とした内容に移行しました。読者の悩み解決のときに、アフィリエイトの仕組みを利用して収入を得られる機会があるからです。
商品のレビューやサービスの紹介をするだけなので、代理店としてECサイトを作って販売するよりも取り組みやすいメリットがあります。
アフィリエイトの仕組みを再確認
アフィリエイトでの登場人物は、広告主とASP、読者、ブログ運営者です。
アフィリエイトは広告主である企業の商品やサービスを紹介して、読者が購入や利用した場合に、広告主から報酬が得られる成果報酬型の仕組みです。
ブログなどにアフィリエイト広告を表示して、読者が広告をクリックした後に成果基準を達成すると広告主から報酬が得られます。広告主が決める成果基準は、購入やサービス登録、クリックなど様々です。
ただ、広告を表示するリンクの発行や管理システムの構築といった技術面や、個々のサイト運営者と成果報酬のやり取りをする作業面を広告主が準備するのは大変です。
アフィリエイト広告を取りまとめて、広告主の負担を減らしサイト運営者に繋げるのがASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)という会社です。
ASPを通すことで、広告主はより多くのウェブ媒体に広告掲載しやすくなり、サイト運営者はより多くの案件提携のチャンスが生まれます。
有名な7つの無料ブログのアフィリエイト適性を比較
無料ブログとは、会員登録をするだけで自分のブログを作れるプラットフォームです。運営がコミュニケーションツールを準備していたり、プラットフォームの管理やメンテナンスが不要という特徴があります。
便利な無料ブログですが、アフィリエイトが目的で始める場合、アフィリエイト広告が掲載できるのかや自動広告が挿入されるのかなど、事前に確認するべき項目があります。
7つの無料ブログでアフィリエイトの適性を比べてみましょう。
はてなブログ
はてなブログは2013年1月にサービスを開始したブログプラットフォームで、会員登録すれば無料で誰でも情報発信ができます。
アフィリエイト広告の掲載は制限されていないので、ASPに登録して提携できた広告を表示できます。
はてなブログの共有ドメインでもGoogleアドセンスの審査に通らない訳ではありませんが、WordPressの独自ドメインに比べると難易度が高いと言われています。審査では広告が適切に表示され、ユーザーがコンテンツに簡単にアクセスできるレイアウトが求められます。どちらもはてなブログのユーザーではコントロールできない範囲の問題です。
運営側の広告が表示されるため、アフィリエイトやアドセンスの広告と競合してしまい成果が分散してしまいます。もちろんはてなブログの広告へ流れてしまった分は、稼ぎにならないです。
はてなブログの無料版は一番ナビゲーションで大切なヘッダー部分に、はてなブログの内容が出てしまう欠点があります。
はてなブックマークなどがありコミュニティ機能が充実しています。
はてなブックマークは、オンライン上にブックマークを保存・公開できる機能です。ブックマーク数が多い記事は、はてなブックマークの注目記事として多くのユーザーに広まることがあります。
はてなスターは、ユーザーが気に入った記事に対して「スター」を付けることができる機能です。いわば「いいね」のような役割を果たし、記事を読んだ感謝や評価を簡単に表現できます。
グループは、共通のテーマや興味を持つユーザー同士が集まるコミュニティ機能です。特定のトピックに関するグループに参加することで、自分の記事を同じ関心を持つ人々に読んでもらえる機会が増えます。
FC2ブログ
FC2ブログは、2004年から運営する老舗無料ブログサービスで、機能も十分に備わっています。FC2ブログはFC2IDのユーザー登録をすれば、無料で誰でもブログを作れます。
アフィリエイトが許可されているので、GoogleアドセンスもASP広告も掲載して問題ないです。
FC2ブログには、独自アフィリエイトの案件を扱うFC2アフィリエイトもあります。多くの無料ブログでは規約で禁止されている、アダルトやギャンブルのジャンルも取り扱っている特徴があります。ただ、アダルトジャンルを取り上げられがちですが、一般的なアフィリエイト広告や関連サービスのFC2コンテンツマーケット、マガブロ、動画、ライブを紹介したアフィリエイトもできます。
FC2ブログは画像高速表示の設定を利用しなければ、自動広告が表示されないです。しかし、無料のままだと、30日間更新しなければ自動広告が表示されます。アフィリエイトブログがある程度完成したとしても、定期的に記事を公開することが無料版では原則必要です。
運営側の自動広告を完全に非表示にするには、FC2Proの有料プランの契約が必要です。月額料金が300円と、とても良心的な料金設定です。
Blogger
Bloggerは1999年にPyra Labsが立ち上げたブログサービスで、Googleにより2003年2月に買収されました。Googleアカウントがあれば誰でも無料でブログが作れます。
Bloggerは外部アフィリエイト広告の制限はありません。ただし、アダルトコンテンツの掲載が許可されていますが、広告を表示することは禁止です。
BloggerもGoogleサービスのひとつで、Googleアドセンスのアカウントと紐付けも簡単に行えるメニューがあります。つまり、共有ドメインでも審査申請できる機能が明確にあるのです。
サイドバーにガジェットを追加してアフィリエイト広告タグを設置したり、投稿の間にアドセンス広告の表示が可能です。
全体的にシンプルなデザインで、自動広告が表示されず、独自ドメインの設定も可能なので、有料プランはないです。
Googleが提供するサービスのひとつなので、他のGoogleサービスとの親和性が高く、幅広い機能を簡単に利用できます。例えば、Google アナリティクス、Googleアドセンス、Google サーチコンソール、Googleフォトなどのサービスです。
ライブドアブログ
ライブドアブログは、2003年にサービスを開始したブログプラットフォームです。livedoor IDを取得すれば誰でも無料でブログを始められます。
ライブドアブログはアフィリエイトが許可されているので、ASP広告もGoogleアドセンスも掲載できます。
ただし、スマートフォンの表示に広告を掲載するには制限があります。
掲載できる広告は事前審査が不要なアドネットワーク広告と、事前承認が必要なフリー広告に区別されます。アドネットワークはグーグルアドセンスなどで、フリー広告はASPのアフィリエイト広告です。アフィリエイトの広告主が提携審査して許可した広告を、さらにライブドアブログに承認の伺いを立てる必要があるのです。
パソコンでは自動広告を非表示にできます。
ただし、スマートフォンでは非表示にできず、ブログ名の直下に大きな自動広告が挿入されます。追尾型広告も画面の下側に表示され続け、定期的に全画面広告も掲載されます。
特に、クリック報酬型広告の全画面広告が出ると、閉じるボタンが非常にわかりにくくなっていて不快に感じる読者も多いと思います。
ライブドアブログは有料プランがなく、お金を払ってスマートフォンでの広告を消す方法がありません。2020年に有料プランが廃止されるまではPUREプラン(月額945円)でスマートフォンの広告を非表示にできましたが、無料化とともにプラン自体がなくなっています。
スマートフォンにアフィリエイト広告を掲載するには申請が必要で、自動広告は非表示にできないなど、パソコン表示は捨てて使用デバイスの大半を占めるスマートフォン表示に注力しているライブドアの姿勢が浮き彫りです。
また、カテゴリの人気ブログランキング、ライブドアブログのトレンド記事など、何種類も他のブログへのナビゲーションが自動表示されます。
多くの自動広告とナビゲーションの追加で、苦労してアクセスを集めてもライブドアブログに収益の大部分と読者が他のブログに流出する構造が出来上がっています。
ライブドアブログにはアダルト(総合)とアダルト(一般)の大カテゴリがあり、アダルトジャンルのブログも作れます。
アメーバブログ
アメーバブログは2004年にサービスを開始した、芸能人や有名人も多く使っている日本最大級のブログサービスです。アメーバIDを取得すれば誰でも無料でブログを始められます。
アメーバブログでは、独自アフィリエイトサービスのAmeba Pick以外の広告を掲載できません。もしもアフィリエイトやA8.netなど他社の高単価案件を取り扱えないため、収益化で不利です。ASPだけではなく、Googleアドセンスの掲載も不可です。
Ameba Pickで紹介できるアフィリエイト広告は、楽天市場、Amazon、UNIQLO、GU、Qoo10、YOSHIKEI、こどもちゃれんじ、進研ゼミなどがあります。
広告の表示回数に応じて報酬がもらえる「おまかせ広告」もあります。おまかせ広告では、読者の普段の行動に合った広告が自動表示されます。
Ameba Pickを使うには、管理画面から利用申請が必要です。特に問題なければ、即時審査に通過し、利用開始できます。
Ameba Pickの成果報酬は、ドットマネーで支払われます。
1マネーを1円に換金できて、1,000マネーから銀行振込が可能です。現金相当とも言えるAmazonギフトカードやPayPayマネーライトでも300マネー必要です。
ドットマネーには6カ月間という有効期限があり、期限を過ぎてしまうと失効して再発行されないです。
楽天市場やAmazonのアイテムを紹介して購入価格の2%などをコツコツ積み立てていても、期限が来てしまうと無くなってしまいます。やっとの思いで稼いだ成果報酬が1マネーであっても、気づいたときには無くなっていることや現金化できずに無駄になるシステムの利用は避けたいです。
ブログのトップページには、合計5つの自動広告が表示されます。表示される場所は、サイドバーへ3つと画面下側に追尾広告、フッターエリアに追加されるAmebaトピックスに1つです。アメブロでキャンペーンなどがある場合は、サイドバーにもう1つバナーが追加される場合もあります。
広告に最適な場所を優先的に使用するアメブロが表示した広告の成果報酬は、ブログを作りアクセスを集めたAmebaユーザーには還元されないです。
アメブロの自動広告を非表示にするには、Amebaブログ ビジネスプランの申し込みが必要です。月額1,490円で、レンタルサーバーが月額1,000円程度で利用できることを考えると割高です。また、他の無料ブログであれば、有料プランで設定可能な独自ドメインが使えないです。
画面の中でも目立つナビゲーションのヘッダーには、Amebaの内容が表示されます。内容は、特設ページやAmebaホーム、ピグ、アメブロ、芸能人ブログ、人気ブログ、公式のピックアップ記事など他のページへの誘導です。
楽天ブログ
楽天ブログは、2001年8月に楽天広場の名称で日記コミュニティーサイトとして始まり、2006年12月に楽天ブログへ改称しました。楽天会員に登録すれば、無料で手軽に始められます。
楽天ブログは、外部のアフィリエイト広告が許可されていません。アフィリエイト広告で掲載できるのは、楽天アフィリエイトとブロ活広告、リンクシェアアフィリエイト、TGアフィリエイトだけです。Googleアドセンスの表示もできません。
- 楽天アフィリエイトは楽天グループ内の広告
- ブロ活広告は、表示された回数に応じて報酬が発生
- リンクシェアアフィリエイトは楽天グループ以外の広告(金融除く)
- TGアフィリエイトは楽天グループ以外の金融の広告
ブログを開設と同時に楽天アフィリエイトがすぐに利用できます。
楽天アフィリエイトには複雑な決まりごとがいくつかあります。
楽天アフィリエイトには2つの報酬金額上限があります。
楽天市場の商品は、1商品につき1,000円が紹介料の上限です。紹介料が1商品につき1,000円の上限は、Amazonアソシエイトにもありましたが、2024年8月に廃止されました。
同じ楽天会員から発生した紹介料は、月間3,000円までに制限されます。
楽天アフィリエイトでは成果が確定すると、楽天キャッシュで自動的に支払いが行われます。楽天キャッシュは楽天グループの電子マネーで、楽天が提供するサービス内でしか使えないです。ブロ活の報酬は6カ月の期間限定楽天ポイントです。
現金で報酬を受け取る条件がとても厳しく設定されています。
銀行振込を希望する場合は、直近3ヶ月間の確定報酬が毎月3,001円以上かつ審査に合格する必要があります。
ASPやAmazonアソシエイト、Googleアドセンスでも振込対象になる金額設定はあります。ただ、設定されるのは累計金額で、連続で規定の金額を上回る必要と審査はありません。
楽天アフィリエイトで支払った報酬を、楽天内での囲い込みする強固な仕組みができあがっています。
楽天ブログは、自動広告を非表示にする方法がないです。
サイドバーに3カ所、ページ下の全幅にわたる追尾型、記事おわりに2つの合計6カ所の広告に最適な場所へ自動広告が表示されます。
自動広告は、個別のトップページや記事に対してだけではないです。楽天ブログを開いていたら全画面で広告が表示されます。
楽天ブログの読者だけではなく、ブログを書く楽天会員も広告の対象です。管理画面の中にも自動広告がいくつも表示されます。
ブログで特に目立ちナビゲーションで大切な場所のヘッダーには、公式の楽天モバイルの広告と人気記事ランキングのページへのリンクが表示されます。
楽天が表示した広告で発生する成果は、もちろんブログを運営する楽天会員の収入にならないです。
note
noteは2014年4月に開始したメディアプラットフォームです。会員登録すれば誰でも無料で手軽に情報発信と作品投稿できます。
noteは広告がないことがコンセプトのひとつです。そのため、アフィリエイト広告やアドセンスの掲載はできないです。例外はAmazonの広告だけ記事内に掲載できることです。
無料ブログがアフィリエイトに適しているか判断ポイント
- アフィリエイト広告の掲載ができるか
- 運営の自動広告が強制的に表示されるか
- 自動広告を非表示にできるか
- アフィリエイトの成果報酬は現金で受け取れるか
収益化を目的にしないのであれば、どのブログプラットフォームを利用しても大きな違いはないです。でも、経験やスキルを生かした記事で読者の悩みや需要を満たすことで稼ぎたいと思うなら、アフィリエイトに適したブログサービスを選ぶ必要があります。
アフィリエイト広告を掲載できるか
ブログで収益化を目指す基礎として、アフィリエイト広告の掲載が許可されていなければいけません。
- noteは記事内でAmazonの広告が掲載できるだけです。
- アメーバブログと楽天ブログは、外部のアフィリエイトプログラムの掲載を禁じています。
- ライブドアブログはスマートフォン表示に関してだけ厳しく、アフィリエイト広告の掲載に審査があります。
- FC2ブログは系列のアフィリエイトプログラムがありますが、外部のアフィリエイトを制限していないです。
- はてなブログやFC2ブログ、Bloggerは、自由にASPのアフィリエイト広告を掲載できます。
ただ、一般論として共有ドメインで、もしもアフィリエイトやA8.netなどのASPでお金を稼ぐのは難易度がとても高いです。共有ドメインでもASPに登録できますが、広告主へ提携申請した際に承認されるかは別問題です。高単価案件は、PR商品との親和性、権威性などしっかりと見て判断されます。その際に、無料ブログの共有ドメインがプラスに働くことはないでしょう。
アフィリエイトの成果を上げるには、多くの人に広告を見てもらう必要があります。共有ドメインでは検索結果からブログ記事への流入が期待できなくて、アクセス数が十分に得ることが難しいです。アクセス数を増やすには、独自ドメインを取得して設定する方が良く、権威性も高まります。
アメーバブログは上位のAmebaブログ ビジネスプランであっても、独自ドメインの設定ができないです。
アフィリエイト広告が掲載できるプラットフォームの中でも、表示場所がトップページと記事内の違いがあります。読者の人は記事単位で訪れることの方が多いので、記事内に表示できる方が収益性に優れます。
運営の自動広告が強制的に表示されるか
自分のブログ内にアフィリエイト広告と競合する運営側の自動広告が、どの程度表示されるのかも大切なポイントです。
- 楽天ブログとアメーバブログは、他の無料ブログよりとても多いです。
- はてなブログは記事下などに表示されます
- 条件付きで表示されないのは、FC2ブログとライブドアブログです。
- 自動広告の表示がないのは、noteとBloggerです。
運営側の広告が表示されることで、アフィリエイト広告が埋もれてしまい、同じような内容の自動広告に読者が流れてしまう可能性があります。また、過度な広告表示は、読者にもブログ運営者にも邪魔な存在です。
特に、全画面広告や追尾型広告は、Googleにも避けるべき方法とされています。
広告が画面に固定され続けることでユーザーの集中力を妨げたり、画面が見づらくなり、読者のストレスになります。中でも全画面表示は、意図しないクリックを誘発する可能性があり、不快に感じる人が多いです。ブログ記事から離脱する原因になり、ユーザー体験の質を重視しているGoogleの検索結果の順位に悪影響があります。
自動広告を非表示にできるか
運営側が広告に最適な場所を独占して自動広告を設置してしまいます。
自動広告の成果報酬は運営会社の収益になり、記事を書いて頑張って読者を集めたユーザーには還元されないです。運営会社が自動で挿入する広告の収益が、無料でブログサービスを提供するための原資になっています。
広告の表示内容は選べず、読者に最適化された広告が表示されるので、想定読者に刺さる内容であるほど競合します。そのため、自動広告を非表示にすることで、広告が競合したり埋もれることがなくなり、成果が出やすい環境になります。
はてなブログやFC2ブログ、アメーバブログでは、有料プランに加入すれば自動広告を非表示にできます。一方、ライブドアブログは、スマートフォンだけ非表示ができないです。楽天ブログは、パソコンとスマートフォンの両方とも非表示の機能がありません。
アフィリエイトの成果報酬は現金で受け取れるか
当然ながら、もしもアフィリエイトやA8.netなど代表的なASPではアフィリエイトの成果報酬が現金で支払われます。外部のアフィエリエイトが許可されている、はてなブログやFC2ブログ、Blogger、ライブドアブログでは、問題はありません。
独自のアフィリエイトに制限されている楽天ブログとアメーバブログでは、電子マネーやポイントで報酬が支払われ現金化するのに条件があります。
特に、楽天ブログは銀行振込にするハードルがとても高いです。
有効期限ありのポイントや電子マネーは、企業サイドとしては利用されなければ利益になるので利便性をアピールされる場合が多いです。でも、ブログ運営する側としては現金でもらえる方が良いです。
ポイントや電子マネーの有効期限や換金率は、ひとつの企業の意向次第で改悪できてしまうので、ブログの収益化を考えるならちゃんと現金でもらえることを確認しましょう。
WordPressだとデメリットを補って作れる
無料ブログの中でアフィリエイトの適性が高かったBloggerと、WordPressを比較してましょう。
BloggerはGoogleアカウントがあればブログを無料で作れて、有料プランもありません。自動広告がなくアフィリエイトの制限もない上に、独自ドメインも使えるので一番アフィリエイトに適しています。
それでも、準備されたテンプレートの中からレイアウトを選ぶことになり、ブログ記事などのコンテンツが自分の資産にならないという問題が残ります。
WordPressでブログ運営するには月々1,000円程度のレンタルサーバー料金と、WordPressテーマの購入費用がかかります。当サイトでも使っているWordPressテーマ JIN:R の場合、19,800円です。
自分で作ったブログには広告を表示する場所の規制はなく、もしもアフィリエイトやA8.netなどASPで発行されたアフィリエイト広告を自由に掲載できます。
JIN:Rを使うことでプログラミング知識がなくても、トップページや記事にアフィリエイト広告を自由に表示可能です。また、吹き出しやアイコンボックス、ブログカードなどを使って、読みやすくて読み飛ばしされにくい記事も簡単に書けます。
無料ブログも豊富なテンプレートから選びデザインのカスタマイズができます。ただ、アフィリエイト広告の表示できる場所や数は自由度が低く、運営会社が認めた範囲で行わなければいけません。テンプレートの多さだけではない、レイアウトのフレキシブルさが大切です。
Googleアドセンスの審査で独自ドメインのWordPressブログが、共有ドメインより不利になることはないです。
ConoHa WINGやエックスサーバーなどの大手レンタルサーバーを契約すれば、自分の収益にならない広告やランキングが勝手に表示されないです。
検索結果に上位表示させるためのSEO対策は、SEOに有利なシステム構造を持っていて独自ドメインで作るWordPressが有利です。
独自ドメインは、検索エンジンからドメイン(ブログ)の評価がない状態から始まります。そのため、ドメインが評価されて検索結果の上位表示されるまで、たくさんの時間と労力が必要です。WordPressブログを開設した当初は、本当に全く誰にも読まれない期間が数ヶ月続きます。
ブログ記事の更新を続け有益な情報発信をしているとドメインが評価されるようになり、インターネット利用者全体を対象に集客できるようになります。無料ブログのコミュニティーにいる人数とGoogle検索をする人数の違いは歴然で、しかもアプローチできる利用者層が限定されることもありません。
ブログデータの保存は、パソコンの中ではなくサーバーで行います。無料ブログの場合は運営会社のサーバーで、WordPressの場合は自分で契約したレンタルサーバーでそれぞれ保存されます。
自分で管理するサーバーでコンテンツを保存していないことには、リスクが伴います。
アメーバブログやライブドアブログのように、利用規約が変わる可能性があります。
アメーバブログは最初アフィリエイトが禁止でしたが、2018年に全面的に解禁されました。その2年後、2020年に外部ASPの利用が禁止になり、自社のAmeba Pickのみ掲載可能になりました。
ライブドアブログは、2020年に有料プランをすべて廃止にして、すべての機能を無料で使えるようになりました。しかし、有料のPUREプラン(月額945円)でスマートフォンの広告を非表示する機能は、無料化とともになくなりました。
運営会社の意向で突然ルールが変わり、昨日まで大丈夫だったことでも意図せずにルール違反になることもあります。意図しなくてもルール違反であれば、ブログ資産を失ってしまいます。
ブログプラットフォームが衰退したり、サービスが終了する可能性もあります。
プラットフォームが衰退すると、コミュニティー内で獲得していたアクセス数は減り、最悪の場合サービスが終了しブログが削除されてしまいます。
ブログは過去に投稿した記事からも、成果報酬が生み出される特徴があり、アクセス可能であり続けることが大切です。
確かに、無料ブログの多くはエクスポート機能を持っています。ただ、テキストなどのデータファイルは出力できても、デザインなど全てが自動でできるわけではありません。ドメインも変わるので、実績が引き継げず最初からやり直しになってしまいます。
実はあまりメリットが大きくないコミュニティー機能
確かに、はてなブログやAmebaブログのコミュニティー機能や各無料ブログにある記事ピックアップ、ランキングが充実しているのは魅力的ではあります。しかし、始めたばかりの人がいいねやフォローをしたからといってすぐに記事が読まれる訳でも、いきなりランキング上位に表示されてアクセス数が伸びる訳でもないです。
Twitter(現X)でアカウントを作ったばかりの人が、いいねやフォローをたくさんしたからといって、自分のアカウントのフォロワーやポストに付くいいねの数が急に増えないのと同じです。
無料ブログでコミュニティー機能が充実していても、たくさんのユーザーの中から認知され評価されるまでには時間がかかります。
また、ブログ記事を書くことと、コミュニティー内での活動を同時進行する必要がある現実に目を背けてはいけないです。
ソーシャルメディアなどコミュニティー内でアクセス数を増やす方法は、交流活動を止めるとアクセス数も減るデメリットがあります。
本質的なSEO対策であれば、継続したアクセスが望めます。
もう難しくないWordPressブログの立ち上げ
無料ブログは簡単にブログが作れて、WordPressは難しいと考えられがちです。
無料ブログのサービスが始まった2000年代前半は確かに難しかったですが、WordPressブログも進化していて始める難易度の差は日々縮まっています。
WordPressブログは、レンタルサーバーや独自ドメイン、WordPressテーマの導入など最初に決めることがいくつかあり、サイト構築も必要です。ただ、代表的なConoHa WINGやエックスサーバーのレンタルサーバーを使えば、契約と同時にWordPressテーマの導入まで一気に終わります。
WordPressテーマの導入が終わった時点で、無料ブログの利用登録が終わった状態と同じです。JIN:Rを使えばデザインプリセットで、デモサイトの状態がクリックだけで手に入ります。あとは、ブログの細かな情報を入力していくだけで完成です。
無料ブログでも色々なカスタマイズが可能なため、最初の設定項目は決めなければいけないことに大差はありません。
WordPressのひとつのデメリットは、ブログの管理とメンテナンスを継続する必要があることです。
セキュリティー対策やシステムの定期的なアップデート、コンテンツのバックアップを自分で行う必要があります。手間はかかりますが、特別な知識が必要ではなくて、プラグインを正しく選んでセキュリティーとバックアップsの機能を追加するだけです。
まとめ:無料ではBlogger、本命はWordPress
代表的な7つの無料ブログを比較して、アフィリエイトに適しているプラットフォームはどれかを検討してきました。
アフィリエイトに適しているか大切な判断ポイントは、
- アフィリエイト広告の掲載ができるか
- 運営の自動広告が強制的に表示されるか
- 自動広告を非表示にできるか
- アフィリエイトの成果報酬は現金で受け取れるか
の4つです。
7つの中では、Bloggerが最も適性がありました。はてなブログやFC2ブログも、自動広告が表示されるものの数は少なく、有料プランで非表示ができるので、比較的使いやすいという結果になりました。
一番アフィリエイトに適性のあったBloggerであっても、ブログコンテンツのデータが自分で管理できない問題は残ってしまいます。
アフィリエイトに適しているか比較した項目を全てクリアーできるのは、WordPressで作ったブログです。レンタルサーバー代が月々1,000円程度必要ですが、アフィリエイトのパートナー選びは重要です。
WordPressを使ったブログ構築は、簡単な手順で可能になっています。何かの規制をされることなく、自由な情報発信を通じたマネタイズをしたい場合は、WordPressブログがおすすめです。
この記事が、JIN:Rを利用してブログを始めようかと検討されている方のお役に立てれば幸いです。