ConoHa WINGとシン・レンタルサーバーはここが違う


レンタルサーバーは種類が多いし、専門的な言葉もいっぱいでどれを選べ迷いか迷います、、、

このレンタルサーバーを選んでおけば、まず外さないという2つを紹介しますね。
WordPressでブログやウェブサイトを作るときに欠かせないことの中で、とても重要なのはレンタルサーバーの契約です。
初めてブログやウェブサイトを作る人には、レンタルサーバーはどうやって選べば良いのか迷う方も多いと思います。ブログが成功するための最初の第一歩は、正しいレンタルサーバー選びから始まります。
そこでこの記事では、おすすめできるレンタルサーバーであるConoHa WINGとシン・レンタルサーバーを紹介します。どちらのレンタルサーバーも表示速度が速く、コストパフォーマンスも市場価格と比べ割安な設定です。
全項目のスペック比較から、サーバー選びでよく比較したほうがいい項目を見た後に、ConoHa WINGとシン・レンタルサーバーの特徴をまとめてご紹介します。
この記事を読んでいただくと、国内最速でコストパフォーマンスに優れた、あなたにあったレンタルサーバーが分かります。レンタルサーバーの月額料金は、ランニングコストとして長期間関わるのでぜひ最後まで読んで参考にしてください。
ConoHa WING と シン・レンタルサーバー 全項目スペック比較
表示速度が早くコスパが良くてブログ運営をする人に人気のConoHa WINGと、最新技術を積極的に取り入れて安くて早いシン・レンタルサーバーといった特徴があります。
比較項目の意味がわからない部分も多いと思いますが、一度どのような違いがあるのかを全項目で見てみましょう。
ブログを始めるときやフリーランスの方がホームページ作るときに、おすすめのプランはベーシックプランです。そのため、両社ともベーシックプランで比較しました。
レンタルサーバーの選択に影響するポイントにマーカーを入れました。
ConoHa WINGはサービス品質保証で月間稼働率99,99%以上を保証しているのが特徴的です。対して、シン・レンタルサーバーは圧倒的な月額利用料の安さが際立っています。
お互いに「国内最速」を標榜していて、ConoHa WINGは「Apache+nginx」のWebサーバーシステム、シン・レンタルサーバーは「KUSANAGIやオールNVMe RAID10構成」で、サイトの表示速度を高めています。
Googleでの検索結果にも影響して、サイトを訪れた人の快適さに関わるので、サイト表示速度は大切な指標です。
ブログ運営していく上でどちらもスペック的に問題ない互角レベルで、どちらが早いか突き詰めることに大きな意味はないでしょう。
サーバー選びに大切な項目は、後ほど詳しく比べていきます。
WordPressでブログを始めるときのサーバー選び
レンタルサーバーはわからないことだらけだと思います。でも、適当に選んだり値段だけで選んでしまっては、ブログやサイトがバズったり軌道に乗り始めてから後悔することになります。
ConoHa WINGとシン・レンタルサーバーを本格的に見比べていく前に、サーバーとは何なのかとレンタルサーバーを選ぶ時のチェックポイントを紹介します。
そもそもレンタルサーバーとは何なのか?
サーバーは一種の特殊なパソコンで、データーセンターには無数のパソコンが並んでいます。そして、インターネットにつながり24時間365日稼働し続けています。
私たちがウェブサイトやブログを閲覧するときは、実質的にそのパソコンに保存されているデータにアクセスしているのです。
そのため、快適にブログやサイトを見れるかは、コンテンツを保存しているサーバーパソコンの性能・処理速度に影響を受けます。
ブログやサイトを立ち上げる場合は、そのパソコンのスペースをレンタルして、あなたのブログのデータや記事などのコンテンツを保存する必要があるのです。
このサーバーパソコンのスペースを借りる行為が、レンタルサーバー契約ということです。
レンタルサーバー選びのチェックポイント
- アクセスの集中に強いか
- サーバー障害が少ないか
- WordPressが簡単にインストールできるか
- SSL化が無料でできるか
- 複数サイト運営ができるか
- トータルで金額が安いか
- コストパフォーマンスが良いか
- バックアップ機能が付いているか
アクセスの集中に強いかは、Webサーバーのシステムやディスクの種類に注目します。nginxやApacheのWebサーバーやオールSSD以上のディスクであれば安心です。
サーバー障害は、月間稼働率が多くのレンタルサーバーで公表されています。非公開の場合でもホームページで、サーバー障害情報は公表されています。その情報から頻繁に障害が起きていないのかは確認できます。
レンタルサーバーを契約した後に少し大変なのがWordPressをインストールすることです。ここで手間取って投げ出してはもったいないので、WordPressを簡単にインストールするサービスがあることを確認しましょう。
SSL化はウェブサイトのセキュリティに関することで、簡単にいうと「https」にすることです。そもそも対応していないと危ないですし、Googleの検索結果にも悪い影響があります。
複数サイト運営で、10サイトや20サイトもブログを立ち上げるつもりの人はあまりいないと思います。でも、1つ目がうまくいかなかったり違いジャンルの発信をしたくなりして、2つ目を立ち上げることは良くあることです。そんなときに、複数サイト運営に対応していない契約だと改めてレンタルサーバーの契約が必要になります。データベースの種類がMySQLということとマルチドメインの項目を確認しておきましょう。
トータルで見て金額が安いのかも大切です。月額料金ばかりではなく、独自ドメインがどれだけの期間無料なのかや初期費用は無料なのかも確認しましょう。
コストパフォーマンスが良いのかという視点を忘れてはいけないです。「安かろう悪かろう」で、金額が安くても表示速度が遅くてサーバー障害が多いと使い物になりません。表示速度が早いかと市場価格よりも極端に高く無いかを確認しましょう。
表示速度の速さは、契約前に測定するのも難しいと思います。また、各社様々な指標や調査をもとにして国内最速を謳っているので、一般の人には優劣が分かりにくいです。もう、国内最速と書いていないと、遅いのかもしれないという判断基準にするしか無いのかなと思います。
バックアップ機能は、プラグインというものを使っても設定しますが、サーバー側でもバックアップがついているととても安心です。
全プランの月額料金とサービス特典を比較
ConoHa WWINGとシン・レンタルサーバーを全プランで比較
サーバー名 | 初期費用 | プラン | 月額料金 | ||||
3カ月 | 6カ月 | 12カ月 | 24カ月 | 36カ月 | |||
ConoHa WING | 0 | ベーシック | 1,331 | 1,210 | 1,089 | 1,029 | 968 |
スタンダード | 2,783 | 2,602 | 2,360 | 2,239 | 2,118 | ||
プレミアム | 5,566 | 5,203 | 4,719 | 4,477 | 4,235 | ||
シン・レンタルサーバー | 0 | ベーシック | 990 | 990 | 880 | 825 | 770 |
スタンダード | 1,980 | 1,980 | 1,780 | 1,650 | 1,540 | ||
プレミアム | 3,960 | 3,960 | 3,560 | 3,300 | 3,080 |
どのプランや契約期間でも、明らかにシン・レンタルサーバーが安いという結果になりました。ただ、ConoHa WINGが高い訳ではないです。ConoHa WINGで2023年2月から始まった10%のサービス維持調整費の影響が少しあるかと思います。
最初はベーシックプランから始めれば性能は十分で、契約期間は長期割引のある12ヶ月がおすすめです。WordPressテーマを使ってこだわりのあるブログを仕上げることや、記事などコンテンツを揃えるのに数カ月はかかるので、契約期間は初めから多少長く取ると良いと思います。
アクセスが集まるようになり不便を感じるようになれば、プランのアップグレードが可能です。ConoHa WINGは日割りで、シン・レンタルサーバーは月単位で変更できます。
今回比較した月額料金は、標準価格です。何かとキャンペーンが行われていて、あまり標準価格通りの料金で契約することは少ないかと思います。30%や40%OFFなどになることもありますので、申し込みするときは最新情報を確認してみてください。
ConoHa WINGとシン・レンタルサーバーのサービス特典の違い
サーバー名 | 無料独自ドメイン 特典 | WordPress テーマ 割引 |
ConoHa WING | 2個 | 6種類 |
シン・レンタルサーバー | 1個 | 3種類 |
独自ドメインとはインターネット上で自分のウェブサイトの住所のようなもので、1つのサイトに1つ持つ必要があります。
例えば、「google.com」の場合、「google」という部分がドメイン名でウェブサイトの固有の住所になります。「.com」という部分はトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれ、ウェブサイトの種類や国を示す役割があります。
- シン・ドメインで.comは、年間 1,180円、.netは年間1,280円必要です。
- ConoHa WINGで.comは、年間 1,408円、.netは年間1,408円必要です。
この独自ドメインの料金が、レンタルサーバーを利用している期間は無料で利用できます。
ConoHa WINGでは、有料テーマ5種類と無料のCocoonがWINGパックを申し込みすると割引で購入できます。
有料テーマは、このサイトで使っているJIN:Rや以前使っていたJINのほか、SANGOやTHE THOR、THE SONICなど有名なWordPressテーマが対象です。
シン・レンタルサーバーでは、割引は無い様子です。サブスクリプションのXWRITEと無料のCocoon、Lightningの3種類がWordPressクイックスタートで提供されています。
サーバースペックと技術・サポート体制の比較
ConoHa WINGとシン・レンタルサーバーのサーバースペックとサポート体制を具体的にみています。
サーバースペックを比較
シン・レンタルサーバーのディスク種類はオールNVMeを採用していて、従来のオールSSD環境と比較し読み込み速度が最大約17倍向上します。サイトの表示速度が大幅に早まり、ブログへのアクセスが集中したり負荷が高まったとき、サーバーの安定性が高くなることが期待できます。
転送量は、ブログにアクセスがあったときにサーバーからサイトを訪れた人へ転送されるデータの総量です。
シン・レンタルサーバーの転送量目安には、1日900GBと上限値が設定されています。一般的に1記事あたり約3MBといわれるので、30万PVに相当します。無制限ではないですが、制限がかかるPV数に達するのは難しそうに感じます。
ConoHa WINGのWebサーバーは、Apacheとnginxの両方のシステムを使っています。
- Apacheは、読者の人の入力などにより返すアクションが異なるような動的処理に特に強いシステムです。(ショッピングサイトなど)
- nginxは、テキストや画像など決まったもの(静的)な情報を高速に処理することを得意にしているシステムです。(ブログなど)
Apacheも静的コンテンツをnginxも動的コンテンツを扱えますが、得意分野が少し違いお互いに助け合って、常に高速処理できる体制を備えています。
ConoHa WINGは、サービス品質保証を月間稼働率99.99%以上に設定してます。99.99%以下の稼働率になった場合、申請すると一定の割合で月額利用料金に対するサービス利用権がもらえます。
シン・レンタルサーバーにはサービス品質保証はなく、月間稼働率も非公開になっています。
運営開始から期間が短く、短期の障害でも稼働率への影響が深刻なことと、新技術を積極的に取り入れるコンセプトなので、保証を設定するのは難しいのではと想像します。
サーバーの技術やサポートを比較
WordPress高速化技術については、ConoHa WINGとシン・レンタルサーバーが互いに色々なアプローチを行っています。
WEXALはページの読み込み時間を短縮するために、ページコンテンツの事前読み込みやユーザーの行動予測を利用した技術です。WEXALは特に利便性と快適さの向上を目的としていると言えます。
KUSANAGIは、特にWordPressのために設計された仮想マシンで、OSレベルから最適化されています。PHPの実行速度を向上させるために、静的ファイルのキャッシュやデータベースのクエリキャッシュなど、複数の高速化技術を組み合わせています。
個別にどちらが良いのかは簡単に言えないので、総合的に表示速度が早いのかが大切なポイントです。
シン・レンタルサーバーでは、アダルトサイトが利用可能という点が大きいです。ConoHa WINGに限らず、多くのレンタルサーバーは利用不可の場合が多いので、判断ポイントになります。
サポート窓口の対応時間帯は同じですが、ConoHa WINGではユーザーサポート窓口で、チャットが導入されています。
ConoHa WINGのメリットとデメリット
WEXALは、プライム・ストラテジー株式会社が提供するWebサイトの高速化エンジンです。戦略AI「David」が、ブラウザの環境に合わせてページごとに最適化することでページの表示を高速化することで、表示の高速化だけではなく転送量も削減します。
コストパフォーマンスが優れると紹介されて来てシェアを伸ばしていたConoHa WINGですが、新しく登場したシン・レンタルサーバー比べると割高感があります。
シン・レンタルサーバーのメリットとデメリット
KUSANAGIはプライム・ストラテジー株式会社が提供するサーバOSで、WordPress(CMS)の速度とセキュリティを強化します。高速化技術と最新のPHP環境を利用してWebページの読み込み時間を短縮し、キャッシュ技術でサイトのパフォーマンスを向上させます。これにより、WordPressサイトはより迅速に動作し、セキュリティも強化され、ユーザーに快適な体験を提供できるようになります。
オールSSD環境でも十分整ったディスクの種類ですが、オールNVMeを採用することで読み込み速度が最大約17倍向上しています。
サーバーの仕様とでディスクの種類、サーバーOSと、サーバー性能の根幹から最新技術を取り入れた最先端サーバー環境でブログ・ウェブサイトを運営できます。
アダルトサイトや成人向けゲームなどに関する、またはそのように判断されかねないものを扱うブログの場合にも、規約違反にならないのも特徴的です。
ConoHa WINGとシン・シンレンタルサーバーの違い
- 平均点以上のコスパで安定性を重視したいのであればConoHa WING
- 最新技術が好きな人やコスパを追い求めるのであればシン・レンタルサーバー
ConohaWINGもシン・レンタルサーバーも、どちらも優秀でどちらを選んでも何も困ることはないでしょう。
サーバーはパソコンの一種という特性上やっぱり新しい方が、スペックが高く表示速度が速くなりがちです。
シン・レンタルサーバーのサーバーのマシーンスペックと採用しているディスクの種類はとてもスペックが高いです。それに加えて、WordPressでブログを始めるなら、KUSANAGIはWordPressに特化した高速化技術であることが魅力的に映ります。
まとめ
WordPressでブログやウェブサイトを始めるのに必須なのが、レンタルサーバーです。
ConoHa WINGとシン・レンタルサーバーという2社を総合的に比較することで、特徴が見えて来たと思います。
どちらも圧倒的な国内最速を標榜していて、本当にどっちが早いのかはもはや分からないというのが現状です。ただ、どちらも個人や小規模な店舗運営される方がWordPressでウェブサイトを立ち上げるには十分な表示速度です。
ConoHa WINGはこれまでコストパフォーマンスに優れているブランドイメージがありましたが、シン・レンタルサーバーはそれを上回る圧倒的な安さを実現しています。
特別なサーバーエンジニア的知識のない私ですが、シン・レンタルサーバーの方がハードウエアの土台から表示速度が早い状態を構築できている感じを受けます。一方、ConoHa WINGは一般的には高いサーバースペックではあるものの、システムで処理速度の違いを補っているのかなという印象です。
平均点以上のコスパで、安定性を重視したいのであればConoHa WINGで、最新技術が好きな人やコスパを追い求めるのであれば、シン・レンタルサーバーを選ぶと良いのではないでしょうか。
各社でレンタルサーバーの乗り換えに力を入れていて、実際乗り換えは可能で乗り換え用のプランが用意されていることも多いす。ただ、無理な作業ではないけれどリスクはあるので、慎重に検討してみてください。
この記事が、WordPressでブログやホームページを作りたい方の参考になれば幸いです。