アメブロでの稼ぎ方に潜む落とし穴はご存知ですか?
アメブロはたくさんの芸能人も使っていて有名なので、副業ブログを始めるのに向いているのかなと思うんですが。
確かに、アメブロって有名で見ている人が多いイメージですよね。でも、アフィリエイトの稼ぎ方を考えると使い勝手は良くなくて、注意が必要なブログサービスなんです。
アメブロは芸能人のオフィシャルブログがあるなど、一度は名前を聞いたり記事を読んだことがある人も多いと思います。ブログで稼ぐならまず読んでもらうことが課題になるため、有名なアメブロは稼ぎやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事は、アメブロでの稼ぎ方と、アメブロでのアフィリエイトに潜む落とし穴の紹介をします。この記事を読めば、アメブロでのアフィリエイトに対する規制や副業レベルで稼げない理由がわかります。ブログ運営を通じて、副業として稼げるレベルに育てたいと思う方はぜひ最後まで読んでください。
もし、WordPressテーマを「JIN:R」にしようかと迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
アメブロでアフィリエイトを使った稼ぎ方
アメブロは2004年にサービスを開始した、芸能人や有名人も多く使っている日本最大級のブログサービスです。アメーバIDを取得すれば誰でも無料でブログを始められます。
アフィリエイトの仕組みを再確認
アフィリエイトは広告主である企業の商品やサービスを紹介して、読者が購入や利用した場合に、広告主から報酬が得られる仕組みです。
ブログなどにアフィリエイト広告を表示して、読者が広告をクリックした後に成果基準を達成すると報酬が得られます。広告主が決める成果基準は、購入やサービス登録、クリックなど様々です。
広告を表示するリンクの発行や管理システムの構築といった技術面や、個々のサイトと成果報酬のやり取りをする作業面を全て広告主が準備するのは大変です。アフィリエイトを取りまとめて、広告主の負担を減らしサイト運営者に繋げるのがASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)という会社です。
ASPを通すことで、広告主はより多くのウェブ媒体に広告掲載しやすくなり、サイト運営者はより多くの案件提携のチャンスが生まれます。
自由にアフィリエイト広告を使えるのか
アメーバブログでは、アメーバ独自のアフィリエイトサービスのAmeba Pick以外の広告を表示できません。
Ameba Pickで紹介できるアフィリエイト広告は、
- 楽天市場
- Amazon
- UNIQLO
- GU
- Qoo10
- YOSHIKEI
- こどもちゃれんじ
- 進研ゼミ
など多数あります。
Ameba Pickには、広告の表示回数に応じて報酬がもらえる「おまかせ広告」もあります。
おまかせ広告では自分で紹介する商品を決めずに、読者の普段の行動に合った広告が自動表示されます。クリックしてもらう必要もなく表示だけで報酬が得られます。同じユーザーは1記事1回だけの対象で、1回の表示で1円から15円程度です。
Ameba Pickの広告を挿入する場合、個別の商品の広告は本文中で「Pick」のボタンをクリックして表品を選ぶだけです。おまかせ広告は、自動挿入と手動挿入の機能を管理画面で選択できます。
Ameba Pickを使うには、管理画面で利用申請の通過が必要です。
Ameba IDに登録したメールアドレスを通知オンにして、基本情報(氏名、生年月日、住所、電話番号)、利用規約の同意をするだけです。特に問題なければ即時審査に通過し、利用開始できます。利用申請が通れば、Ameba Pick内のすべての広告を表示できます。
Ameba Pickの広告で得られた報酬は、「.money(ドットマネー)」で支払われます。
ドットマネーは1,000マネーから手数料無料で、1マネーを1円に現金化して銀行振込できます。AmazonギフトカードやPayPayマネーライト、Kyash、QUOカードPayなど、300マネー程度から交換できるものもあります。
しかし、ドットマネーは取得から6カ月過ぎると失効してしまうので注意が必要です。
アメブロではAmeba内のサービスで、広告掲載から報酬の受け取りまで全てまかなえる仕組みが出来上がっています。
アメブロでの稼ぎ方では副業レベルに達しない理由
アメブロをアフィリエイト目的で使っても稼げないと、主張する大きな理由は次の5つです。
- アメブロの収益になる自動広告が表示される
- アメブロのナビゲーションが追加される
- ASPのアフィリエイト広告を表示できない
- 成果報酬のドットマネーには有効期限がある
- 検索結果からのアクセス獲得が難しい
アメブロの収益になる自動広告が表示される
アメブロで作った自分のブログのトップページには、合計5つのアメブロの収益になる自動広告が表示されます。
- サイドバーへ3つ
- 画面下側に追尾広告
- フッターエリアに追加される、Amebaトピックスに1つ
アメブロでキャンペーンなどがある場合は、サイドバーにもう1つバナーが追加される場合もあります。
追尾型広告は、Googleも避けるべき方法としています。広告が画面に固定され続けることで、ユーザーの集中力を妨げたり画面が見づらくなったりと、読者がストレスに感じる場合があります。ブログ記事から離脱する原因になり、ユーザー体験の質を重視しているGoogleの検索結果の順位に悪影響があります。
Ameba Pickで成果を出すには、記事に挿入した広告に興味を持つ読者を集める必要があります。困ったことにアメブロの自動広告にも、Ameba Pick広告と同じジャンルに興味を持つ読者だろうと既に判定されています。そのため、自動広告にAmeba Pickが埋もれてしまい、Ameba Pickで成果達成する可能性が下がります。
アメブロは、広告に最適な場所を優先的に使用しています。しかし、アメブロが表示した広告の成果報酬は、ブログを作ってアクセスを集めたAmebaユーザーには還元されないです。
アメブロが自動で挿入してくる広告を非表示にするには、Amebaブログ ビジネスプランの申し込みが必要です。料金は月額1,490円で、レンタルサーバーが月額1,000円程度で利用できることを考えると割高です。
アメブロのナビゲーションが追加される
ブログで特に目立ちナビゲーションで大切な場所が、画面一番上のヘッダー部分です。
アメブロのヘッダーは、AmebaトップページやAmebaトピックス、芸能人ブログ、人気ブログへのリンクで独占されています。
トップページで設定できる範囲外のフッター部分にアメブロが設定した、たくさんの外部へのリンクとなるランキングが追加されます。
- このブログに関連するおすすめの記事
- おすすめの記事
- Ameba人気のブログ
- ジャンル人気ランキング
- 公式ピックアップランキング
- Amebaトピックス など
どれほど苦労してアクセスを集めても、他の人気ブログへのナビゲーションが追加され、記事から流出してしまう要因が削除できないです。
ASPのアフィリエイト広告を表示できない
アメブロではショッピングやファッション、美容、旅行、子育てなど、Ameba Pickで扱えるジャンル以外のアフィリエイト広告を表示できないです。
ブログのジャンルによっては、紹介したい商品・サービスが見つかりにくい可能性があり、収益化の条件的に不利です。
もしもアフィリエイトやA8.netなど他社ASPに比べると取り扱える商品やサービスの選択肢が少なく、また、高単価案件の数も限られてしまいます。
同じ広告主でもどのASPで提携するのかにより、成果報酬の条件が異なる場合があります。
私が知る限りでも数件、Ameba Pickの方が報酬単価の低い案件があります。
ASPの間でも起こり得ることで、普通はブログ運営する人がより良い条件のASPを選ぶだけなのですが、アメブロでは制限されているのでできません。
クリック報酬型の代表格Googleアドセンスでさえ表示できないです。
似たような方式で表示されるだけで報酬が得られるおまかせ広告から、まとまった収益を得るには、多くのアクセス数が必要です。
アメブロは共有ドメインのため、SEO対策をしても検索結果から十分なアクセス数を得られにくいです。有名人は最初からファンがいてアクセス数が異次元なので、1表示の単価が安くてもまとまった金額になります。
おまかせ広告は報酬単価が低いため、アメブロで本格的に稼ぎたい普通の人はAmeba Pickの活用が必須です。
アメブロではデザインテンプレートを使用して、好みのデザインへカスタマイズできますが、Ameba Pickの広告表示は記事の中に限定されます。トップページの色々な場所に表示できるアメブロの自動広告やWordPressブログに比べ自由度が低い点も見逃せないです。
成果報酬のドットマネーには有効期限がある
Ameba Pickの成果報酬は、ドットマネーで支払われます。1マネーを1円に換金できて、1,000マネーから銀行振込が可能です。もしもアフィリエイトやA8.netでも1,000円以上で振り込みなので、1,000マネーの設定は決して高くないです。
ただ、ドットマネーには6カ月間という有効期限があり、期限を過ぎてしまうと失効してしまいます。
楽天市場やAmazonのアイテムを紹介して、購入価格の2%などの成果報酬をコツコツ積み立てていても、期限が来ると無くなってしまいます。
現金相当のAmazonギフトカードやPayPayマネーライトに交換するにも300マネーが必要です。1マネー単位で交換できないので、端数が無駄になる可能性があります。
やっとの思いで稼いだ成果報酬が、気がついたら無くなっていることや現金化できずに無駄になるシステムの利用は避けたいです。
有効期限ありのポイントや電子マネーは利用されなければ企業側の利益になるので利便性をアピールされる場合が多いです。でも、ブログ運営する側としては期限や用途が限定されない現金でもらえる方が嬉しいです。
検索結果からのアクセス獲得が難しい
ブログを収益化するには、たくさんの人にアフィリエイト広告を見てもらう必要があります。
ウェブサイトへのアクセスの50%から60%は、Googleなど検索エンジンからと言われます。多くの人は何か知りたいと思ったときに、Googleなどで検索するからです。
アクセス数が多い検索結果で上位表示されるために、検索エンジン最適化(SEO)対策を行います。
ただ、アメーバブログはSEO対策にとても不向きな仕様です。
アメブロの初期設定は共有ドメインです。共有ドメインなのでアメブロのドメイン評価を引き継ぎますが、全体で分け合っているのでひとつのブログへの影響は小さいです。
Googleで検索した場合、結果に表示されるブログ記事がアメブロばかりになることは通常起こらないです。アメブロ内で最適な2記事、3記事が選ばれ表示されます。アメブロの中で優れた記事でなければ、検索上位に表示されないということです。
また、Googleの検索結果に影響する記事URLの一部になるパーマリンクの設定や、検索結果でクリックするかの判断に影響するメタディスクリプションの設定もできないです。
SEO対策がしづらいデメリットは独自ドメインにすると多少解決できます。しかし、Amebaブログ ビジネスプランの月額 1,490円を支払ったとしても、独自ドメインを設定できません。
SEO対策は、独自ドメインが使えるWordPressが有利です。
確かに、独自ドメインは、検索エンジンからドメインの評価がない状態から始まります。そのため、ドメインが評価されて検索結果の上位表示されるまで、たくさんの時間と労力が必要です。
WordPressブログを開設した当初は、本当に全く誰にも読まれない期間が数カ月続く場合もあります。ブログ記事の更新を続け有益な情報発信をしているとドメインが評価されるようになり、インターネット利用者全体を対象に集客できるようになります。
アメブロを読んでいる人数とGoogle検索をする人数の違いは歴然で、アプローチできる利用者層が限定されることもありません。
アメブロには「いいね」や「フォロー」、「ハッシュタグ」など、ユーザー同士で繋がりやすくする機能があります。ブログは初期の集客が難しいので、サービス内の機能で読者にアプローチできるのは大きなメリットです。
ピックアップ専門チームが365日毎日、人の目で実際にブログを読んでピックアップしたAmebaトピックスなど、コミュニティー内で公式のサポートがあります。
確かに、Amebaのコミュニティー内のソーシャルメディア機能や記事ピックアップ、ランキングが充実しているのは魅力的ではあります。
しかし、始めたばかりの人がいいねやフォローをしたからといってすぐに記事が読まれる訳でも、いきなりランキング上位に表示されてアクセ数が伸びる訳でもないです。アメブロであったとしても、たくさんの記事の中から評価され認知されるまでには時間がかかります。
Twitter(現X)でアカウントを作ったばかりの人が、いいねやフォローを大勢にしたからといって、自分のアカウントのフォロワーやポストに付くいいねの数が急に増えないのと同じです。
アメブロでできることはWordPressでも可能です
アメブロの方が簡単にブログが作れて、WordPressは難しいと考えられがちです。
WordPressブログも進化していて始める難易度の差は日々縮まっています。
WordPressブログは、レンタルサーバーや独自ドメイン、WordPressテーマの導入など最初に決めることがいくつかあり、サイト構築も必要です。
ただ、代表的なConoHa WINGやエックスサーバーのレンタルサーバーを使えば、契約と同時にWordPressテーマの導入まで一気に終わります。
WordPressテーマの導入が終わった時点で、ほぼアメーバIDの登録が終わった状態と同じです。JIN:Rを使えばデザインプリセットで、デモサイトの状態がクリックだけで手に入ります。
アメブロでも色々なカスタマイズが可能なため、最初の設定項目は決めなければいけないことに大差はありません。もう始めやすさだけで、アメブロを選ぶ時代では無くなっています。
WordPressでブログ運営するには、月々1,000円程度のレンタルサーバー料金と、WordPressテーマの購入費用がかかります。当サイトでも使っているWordPressテーマ JIN:Rの場合、19,800円です。
有料テーマのJIN:Rを使うことで、HTMLやCSSなどプログラミング知識がなくても、文章に装飾が可能です。吹き出しやアイコンボックス、ブログカードなどを使って、読みやすくて読み飛ばしされにくい記事を簡単に書けます。
自分で作ったブログには登録できるASPや広告を表示する場所の規制はなく、アフィリエイト広告を自由に掲載できます。もしもアフィリエイトにはW報酬制度があるので、Ameba Pickよりも多くの報酬を得られるチャンスがあります。
ConoHa WINGやエックスサーバーなどの大手レンタルサーバーを契約すれば、自分の収益にならない広告や他のブログへのランキングが勝手に表示されないです。
まとめ:Amebaのサービスしか使えないのでご用心
アメブロでブログを作ってアフリエイトでの稼ぎ方をご紹介しました。
アメブロでは、他社のアフィリエイト広告が禁止されていて、グループサービスのAmeba Pickにある広告しか掲載できません。
Ameba Pickで得た成果報酬は、ドットマネーというAmebaグループの独自のポイントで支払われます。ドットマネーは有効期限が6カ月間に設定されています。現金振込は1,000マネー、Amazonギフト券は300マネー必要です。現金化できるまで集められなければ、せっかくのアフィリエイト報酬が消えてなくなります。
アメブロでは、努力してアクセス獲得したブログ運営者の収入にならない広告と、芸能人など人気ブログやAmebaトピックスなどへのナビゲーションが、自動的に表示されます。広告は有料プランにすることで非表示にできますが、WordPressブログを開設するときに使うレンタルサーバー代よりも高いです。
アメブロは有名ではありますが、アメーバブログの利用者層と利用人数の中で、収益化を目指すことになってしまいます。
WordPressを使ったブログ構築は、簡単な手順で可能になっています。何かの規制をされることなく、自由な情報発信を通じたマネタイズをしたい場合は、WordPressブログがおすすめです。
この記事が、JIN:Rを利用してブログを始めようかと検討されている方のお役に立てれば幸いです。