楽天ブログは何故アフィリエイトで稼げないかご存知ですか?
楽天ブログは無料で始められて楽天アフィリエイトも使えるので、収益化しやすいのかなと思っているのですが。
楽天アフィリエイトで稼げるけれど、楽天ブログである必要はないですよ。
楽天グループの楽天ブログと楽天アフィリエイトを組み合わせれば、無料で簡単に収益化を目指したブログをスタートできます。でも、楽天ブログで、実際に稼げるのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、楽天ブログではアフィリエイトで稼げない2つのポイントと、楽天アフィリエイトのメリットとデメリットを紹介します。
この記事を読めば、無料ブログの楽天ブログでは稼げない訳と楽天アフィリエイトはおすすめできるけれど直接利用しない方が良い理由がわかります。より稼ぎやすいWordPressブログで、効率的に楽天アフィリエイトを活用する方法を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
もし、WordPressテーマを「JIN:R」にしようかと迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
楽天ブログではアフィリエイトで稼げない2つのポイント
楽天ブログは、言わずと知れた日本を代表するショッピングサイトの楽天市場を手掛ける楽天グループが運営するブログサービスです。
20年以上前からあるサービスで、楽天会員であれば新しく登録の必要がなく、ブログの利用規約とプライバシーポリシーへの同意だけで手軽に始められます。有料プランはなく、全てが無料で使えます。
ブログの開設と同時に楽天アフィリエイトがすぐに利用できて、簡単にアフィリエイト広告の掲載を開始できます。楽天ブログでは、楽天市場の商品紹介をする日記ブログが多いです。
他社のアフィリエイトが一切表示できないこと、楽天が表示する広告が多すぎることが原因で、楽天ブログでは稼げないと言っても過言ではありません。誤解のないように先に伝えると、楽天アフィリエイトは稼げるサービスと私は思っています。
楽天ブログは他社アフィリエイトが使えない
楽天ブログで楽天会員が表示できる広告は、楽天アフィリエイトとリンクシェア、TGアフィリエイト、ブロ活広告の4種類だけです。
- 楽天アフィリエイトは楽天グループ内の広告
- リンクシェアアフィリエイトは楽天グループ以外の広告(金融除く)
- TGアフィリエイトは楽天グループ以外の金融
サービスの知名度や扱う広告の数などから多くの楽天会員は、楽天アフィリエイトを使用して収益化をしています。
ブロ活広告は、2023年6月に始まった楽天ブログ内だけで使える広告です。
ブログ記事を書いてブロ活広告を設定すれば、読者の画面に表示されればクリックされなくても報酬がもらえます。1記事に1つのブロ活広告を表示でき、報酬は6カ月の期間限定楽天ポイントです。楽天グループでしか使えないポイントで半年間の期限付きの報酬ということと、表示される広告の内容や広告のサイズが制御できないなど気をつけるべき点はあります。
ブロ活広告で稼ぐには、記事へのアクセス数を増やすことがキーポイントです。ウェブサイトへのアクセスで大きな割合を占めるのは、Googleなど検索結果からです。楽天ブログは共有ドメインで、記事のパーマリンクも自分で決める機能がありません。自分でできる検索結果で上位表示するための対策がほとんどなく、検索需要の取り込みが難しいです。
ブログを活用した収益化の主な方法は、クリック報酬型や成果報酬型のアフィリエイト広告を表示することです。
クリック型の代表選手はGoogleアドセンスです。1クリックにつき、1円から10円程度の報酬がもらえます。
成果報酬型は幅広いPR案件があります。物販ジャンルの代表格が、楽天アフィリエイトとAmazonアフィリエイトです。ブログ記事に表示した広告をクリックした後に購入した商品の数%を紹介料としてもらう案件です。例えば、紹介料率が4%のジャンルで10,000円の商品が購入されれば、400円の報酬です。
報酬金額が決まっているアフィリエイト広告もあります。購入されれば成果報酬が発生するのは楽天アフィリエイトなどと同じです。違いはPR商品が絞られることと、楽天市場などのECサイトからではなく公式ページで購入してもらう点です。知名度のあるECサイトではないので、PRを成功する難易度は高まりますが、成果報酬が1,000円以上の案件はたくさんあります。
正直なところ日用品など身の回りの商品を売るアフィリエイトだと、報酬単価の違いを感じづらいかもしれません。一般的なアフィリエイト広告の良いところは、ECサイトでは扱われていない商品やサービスの広告を取り扱える点です。申し込みや資料請求などでも成果報酬が発生する案件もあり、数千円から1万円以上の報酬設定もあります。楽天アフィリエイトでの高単価案件は、楽天モバイルぐらいしか取り扱いがないです。
報酬単価の高いPR案件が扱えないのが稼げないと言われる要因です。魅力的に感じられる様々なアフィリエイト広告を扱っているのが、もしもアフィリエイトやA8.netなどのASPです。しかし、楽天ブログでは規制の対象で表示できないです。
楽天が表示する自動広告が多い
楽天グループは大量のダイレクトメールが届くなど、営業圧力が強いことで知られています。楽天ブログでも営業色が強いことは変わらず、他の無料ブログに比べても、運営が自動表示する広告の数が多いです。
サイドバーに3カ所、ページ下の全幅にわたる追尾型、記事おわりに2つの合計6カ所に、楽天の自動広告が表示されます。画面の下側に帯状で表示され追尾するスティッキー広告と、サイドバーの最上部など広告表示に最適な場所を独占しています。
自動広告は、楽天会員のブログトップページや記事に対してだけではないです。
楽天ブログのポータルサイトを開いていたら全画面で広告が表示されます。「いつも楽天ブログをご利用いただきありがとうございます!続きは広告視聴後に閲覧できます。この広告は1回見ると一定期間表示されなくなります。」と書かれた広告です。ブラウザの「戻る」をしても広告は消えないです。
楽天ブログの読者だけではなく、ブログを書く楽天会員も広告の対象です。管理画面TOPに固定表示されるのはもちろん、デザイン設定が終わっただけでも自動広告が表示されます。
特に、全画面広告やスティッキー広告は、Googleが避けるべき広告形式として注意喚起しています。広告が画面に固定され続けることで、ユーザーの集中力を妨げたり画面が見づらくなり、読者はストレスに感じる場合があります。中でも、全画面表示は意図しないクリックを誘発する可能性があり、不快に感じる人が多いです。
読者がストレスや不快感を思えると、ブログ記事から離脱する原因になります。Googleはユーザー体験の質を重視しているので、検索結果の順位に悪影響があります。
ブログで特に目立ちナビゲーションで大切な場所が、画面一番上のヘッダー部分です。ヘッダーには公式の楽天モバイルの広告と人気記事ランキングのページへのリンクが表示され、独占されています。
楽天が表示した広告の成果は、もちろんブログを運営する楽天会員の収入にならないです。
楽天の多くの広告に埋もれてしまい、自分のアフィリエイト広告を表示しても、クリックされる確率が低くなってしまいます。
楽天ブログには有料プランがなく、楽天が表示するたくさんの広告を非表示にできないです。
収益化の主軸になる楽天アフィリエイトとは
楽天ブログで収益化するには、楽天アフィリエイトに頼る他に手段はないです。楽天ブログは楽天の収入になる広告まみれですが、楽天アフィリエイトはブログで稼ぐのに有効な方法のひとつです。
楽天アフィリエイトのメリットとデメリットのまとめを見てもらう前に、アフィリエイトの仕組みをおさらいします。
アフィリエイトとは、広告主である企業の商品やサービスを紹介して、読者が購入したり利用したりした場合に、広告主から成果報酬が得られる仕組みです。
- ブログなどウェブサイトやSNSにアフィリエイト広告を表示します。
- 読者が広告をクリックして、成果基準を達成すると報酬が発生します。
広告主が決める成果基準は、購入やサービス登録、クリックなど様々です。
広告を表示するリンクの発行や管理システムの構築といった技術面、個々のサイトとの成果報酬のやり取りをする作業面を広告主が準備するのは大変です。広告主の負担を軽減するためにアフィリエイト広告を取りまとめて扱うのがASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)という会社です。
楽天アフィリエイトのメリット
- 提携審査がない
- 楽天グループの商品・サービスを扱える
- 紹介した商品以外でも成果報酬になる
楽天アフィリエイトを始める条件は楽天会員であることだけで、提携審査はないです。
同じようなECサイトの商品を紹介するAmazonアフィリエイトで提携するには、仮登録して規定数の販売実績が必要です。ASPのアフィリエイト提携申請では、判断基準は明確ではないですが、自社製品と関連性が低いと感じた場合に申請が否決される場合もあります。
楽天アフィリエイトは、楽天市場の商品や楽天グループのサービスを紹介して報酬が得られます。楽天アフィリエイトで紹介可能なサービスは楽天市場と、楽天ブックス、Rakuten Fashion、楽天トラベル、楽天カード、楽天モバイルなどです。
楽天市場で販売されている物品だけではなく、旅行予約など幅広い商品が扱えて、ブログで紹介するものには困らないです。実際に買って使った商品をブログで紹介する実体験のレビューや口コミの記事で良いので、初心者で専門的な知識がなくても取り組めます。
また、楽天会員は多くて楽天市場の信頼性を説明しなくても、紹介されている商品を買う心理的なハードルは低く、成果が出やすい環境です。普段から楽天グループのサービスを多く利用する楽天経済圏で暮らす方にぴったりのアフィリエイト広告です。
楽天アフィリエイトでは、アフィリエイト広告をクリック後、24時間以内に買い物カゴに入れ、89日以内に購入が完了されると報酬が得られます。あなたの楽天アフィリエイト広告をクリックした後に、期限内に買い物カゴに追加した全ての商品が対象で、ブログ記事で紹介した商品以外でも報酬がもらえます。
「89日以内に購入を完了」は比較的長い期間を設定されている優しい仕組みです。楽天スーパーセールやお買い物マラソンなど、購買意欲の高い楽天会員が多いタイミングで記事投稿をしてクリック数を増やせば、棚ぼたで稼げる可能性が高まります。
楽天アフィリエイトのデメリット
- 報酬料率が低い
- 報酬上限が低い
- 現金で報酬を受け取りにくい
始めるのが簡単で紹介するものに困らない楽天フィリエイトですが、実際にはしっかりと稼ぎにくいアフィリエイトでもあります。楽天ブログの公式サイトにも「だれでも簡単にお小遣い稼ぎができる仕組み」と書いている通り、元々が副業レベルに稼げる設計ではないです。
楽天アフィリエイトの報酬料率は2%から4%と低いです。
Amazonアソシエイトだと、0.5%から10%です。例えば、紹介しやすい食品や飲料、服、ファッション小物のジャンルで紹介料8%です。同じ商品を紹介したとしても、4%の差が生まれます。
楽天アフィリエイトには2つの報酬金額上限があります。
ひとつ目が、楽天市場の商品は、1商品につき1,000円が紹介料の上限です。Amazonにも同様の上限がありましたが、2024年8月に撤廃されました。
もうひとつが、同じ楽天会員から発生した紹介料は合計月3,000円という上限です。Amazonアソシエイトなどで行われる関連商品をたくさん紹介してまとめ買いを誘う手法にも、規制がかかっている状態です。
2つのデメリットを乗り越えて稼いだ報酬を受け取るのにも、困難が待ち受けています。
楽天アフィリエイトでは収益が確定すると、楽天キャッシュにて自動支払いが行われます。楽天キャッシュは楽天グループの電子マネーで、楽天が提供するサービス内でしか使えないため不便です。
楽天アフィリエイトでは、現金で報酬を受け取る条件がとても厳しく設定されています。
銀行振込を希望する場合は、直近3ヶ月間の確定報酬が毎月3,001円以上かつ審査に合格する必要があります。
もしもアフィリエイトでは、月間の成果報酬が1,000円を超えれば振込の対象になります。Amazonアソシエイトは5,000円以上、Googleアドセンスは8,000円以上になったら振込対象になります。累計金額であり、連続で規定の報酬金額を上回る必要はありません。
楽天アフィリエイトで支払った報酬を、楽天内での囲い込みする強固な仕組みができあがっています。
楽天ブログでできることはWordPressでも実現可能
WordPressでブログ運営するには、月々1,000円程度のレンタルサーバー料金と、WordPressテーマの購入費用がかかります。当サイトでも使っているWordPressテーマ JIN:Rの場合、19,800円です。
ConoHa WINGやエックスサーバーなどの大手レンタルサーバーを契約すれば、自分の収益にならない広告が勝手に表示されることはないです。
自分で作ったブログにはアフィリエイト広告の規制はなく、もしもアフィリエイトやA8.netなどASPで発行されたアフィリエイト広告を掲載できます。もちろん、楽天アフィリエイトの広告も掲載できます。
楽天アフィリエイトは手軽に商品レビュー記事が書けて、収益化のチャンスが広がるおすすめのサービスですが、直接利用するともったいないです。
問題の報酬を銀行振込してもらいにくいことは、もしもアフィリエイトを通じて楽天アフィリエイトと提携することで解決します。もしもアフィリエイトでも提携審査はないです。楽天アフィリエイト独自の条件に関わらず、他のアフィリエイト広告の成果報酬と合わせて銀行振込してもらえます。
ブログを収益化するには、アフィリエイト広告をたくさんの人に見てもらうことが重要です。
ウェブサイトへのアクセスの50%から60%は、Googleなど検索エンジンからと言われます。多くの人は何か知りたいと思ったときに、Googleなどで検索するからです。そのため、検索結果で上位表示されるための、検索エンジン最適化(SEO)対策が有効です。
SEO対策は、楽天ブログのような共有ドメインでは難しく、独自ドメインが使えるWordPressが有利です。また、WordPressはSEOに有利なシステム構造を持っています。
有料テーマのJIN:Rを使うことで、HTMLやCSSなどプログラミング知識がなくても、文章に装飾が可能です。吹き出しやアイコンボックス、ブログカードなどを使って、読みやすくて読み飛ばしされにくい記事を簡単に書けます。
WordPressでブログを作るのも、レンタルサーバーの「WordPressかんたんセットアップ」などを使えば簡単にできます。
まとめ:ハンデのないWordPressで収益化を目指そう
楽天ブログでは、しっかりと稼げない理由を2つ解説してきました。
ひとつは、アフィリエイト広告の掲載が規制されていることです。楽天ブログで楽天会員が表示できる広告は、楽天アフィリエイトとリンクシェア、TGアフィリエイト、ブロ活広告の4種類だけです。
もうひとつは、楽天が表示する自動広告が多すぎることです。ブログページの6カ所も自動広告が表示されます。広告の対象は読者だけではなく、楽天ブログの管理画面にも表示される徹底ぶりです。もちろん、楽天が広告を表示して発生した成果は、楽天ブログで運営する楽天会員の収益にはなりません。
楽天ブログで主力となる楽天アフィリエイトにはメリットもありますが、大きなデメリットがあります。デメリットの中でも、報酬料率の低さと報酬が現金でもらいにくいことは、WordPressにすることで解決できます。
WordPressブログで、もしもアフィリエイトを通じて楽天アフィリエイトを利用するだけです。他のアフィリエイト広告と合算して1,000円以上になれば銀行振込で報酬を受け取れます。
今はもう、楽天ブログに頼らなくても、レンタルサーバー会社のサービスを使えば簡単に、WordPressでブログが作れる時代です。ハンデのない環境でのブログ運営を検討してください。
この記事が、JIN:Rを利用してブログを始めようかと検討されている方のお役に立てれば幸いです。