ConoHa WING とエックスサーバーの違いを比較
ConoHa WINGもエックスサーバーもおすすめの記事が多くて、自分はどちらがあっているのか選べなくなってしまって、、、
サイトの表示速度やサービス、料金は拮抗してるので、どちらを選んでも失敗はないです。目的に合っているのはどちらか、一緒に確認していきましょう。
ConoHa WINGもエックスサーバーも、表示速度の速さやサーバー性能の高さに定評のある人気のレンタルサーバーです。でも、違いが少なくて、どちらを選べば良いのかと迷っている方もいるでしょう。
エックスサーバーを推していた人がConoHa WING推しに変わったりと、本当にどちらが良いのか分かりづらくなりました。
そこでこの記事では、ConoHa WINGとエックスサーバーのサービスやサーバーを詳しく掘り下げて、スペックの比較をしていきます。
ConoHa WINGとエックスサーバーの全項目比較をしてから、サーバー選びで慎重に検討した方が良いスペックを詳しく確認します。そして最後にそれぞれの特徴をまとめてご紹介します。
どちらのレンタルサーバーも国内最速を謳い、コストパフォーマンスも申し分ないサービスです。
この記事を読むと、サイト表示速度が速く、月額料金が安いコストパフォーマンスに優れ、あなたの目的に合ったレンタルサーバーが分かります。
レンタルサーバーの料金は長期間影響するで、ぜひ最後まで読んで参考になさってください。
ConoHa WING とエックスサーバー 全項目スペック比較
約20年のサーバー運営歴を誇り国内シェアNo.1を獲得するのがエックスサーバーです。長期間大きなトラブルなく運営している安心感と信頼で、多くのユーザーから支持される王道のレンタルサーバーです。
一方、ConoHa WINGは2018年9月からと比較的新しいサービスながら、サイト表示速度の速さや管理画面の使いやすさ、月額料金の安さから急速にシェアを伸ばしています。
比較項目の意味がわからない部分も多いと思いますが、一度どのような違いがあるのかを全項目で見てみましょう。ブログやフリーランスの方がホームページ作るときにおすすめのプランで比較しています。
比較項目で違いがありレンタルサーバー選びに影響する項目にマーカーを引きました。
やっぱり、ConoHa WINGの月額料金が、サービス維持調整費を加味しても安いです。
エックスサーバーのストレージ(記憶媒体)のディスクの種類が、オールNVMe RAID10構成とオールSSD RAID10構成よりも新しい仕様になっています。
エックスサーバーはメモリとvCPUのリソース保証が付いています。プランに割り当てられたメモリとvCPUの性能が他のサイトの影響を受けることがなくなり、安定した速度が守られます。
ConoHa WINGはサービス品質保証(SLA)が付いています。月間稼働率99.99%以上を保証していて、稼働率が保証を下回った場合に申請すると一定の割合で月額利用料金に対するサービス利用権がもらえます。
ConoHa WINGもエックスサーバーも国内最速をアピールしています。
サイトの表示速度は、Googleの検索結果に表示される順位にも影響があり、サイトを訪れた人の快適さにも関わる大切な指標です。個人やフリーランスがブログを運営していく上ではどちらもスペックに問題ないレベルであり、どちらが本当に速いのかは本質的な問題ではないでしょう。
サーバー選びで慎重に検討したい大切な項目は、後ほど詳しく比較していきます。
WordPressでブログを始めるときのサーバー選び
WordPressでブログやウェブサイトを作るときに、最初に直面する大切な決断がレンタルサーバー選びです。
初めてウェブサイトを立ち上げる方には、何を基準に選べば良いのか迷うことも多いと思います。でも、適当に値段だけで選んでしまっては、ブログやウェブサイトのアクセスが急増したり、軌道に乗り始めた後に後悔することになります。
ConoHa WINGとエックスサーバーの各項目を本格的に比較していく前に、サーバーとは何なのかとレンタルサーバーを選ぶ際のチェックポイントを紹介します。
そもそもレンタルサーバーとは何なのか
サーバーは一種の特殊なパソコンといえます。サーバーがあるデータセンターには無数のサーバーパソコンがラックに並んでいて、インターネットにつながり24時間365日稼働し続けています。
私たちがウェブサイトを見るときは、そのサーバーに保存されているデータにアクセスしています。そのため、ウェブサイトやブログを作る場合は、サーバーパソコンのスペースをレンタルして自分のサイトのデータや記事などのコンテンツを保存していつでもアクセス可能にしておく必要があります。
このサーバーパソコンのスペースを借りる行為が、レンタルサーバー契約ということです。
快適にウェブサイトやブログを見られるかは、コンテンツのデータを保存しているサーバーの性能・処理速度の影響を大きく受けます。
レンタルサーバー選びのチェックポイント
- アクセスの集中に強いか
- サーバー障害が少ないか
- WordPressは簡単にインストールできるか
- SSL化は無料でできるか
- 複数サイトの運営ができるか
- トータルで金額が安いのか
- コストパフォーマンスが良いか
- バックアップ機能がついているか
アクセスの集中に強いか
Webサーバーのシステムやサーバーディスクの種類から判断できます。サーバーシステムは、nginxやApacheなど、サーバーディスクはオールSSD以上であれば安心です。
サーバー障害が少ないか
多くのレンタルサーバーで公表されている月間稼働率から分かります。稼働率99.99%以上であれば安心です。稼働率が非公開の場合でも、サーバー障害情報は公表されています。その情報から頻繁に障害が発生していないのかは確認できます。
WordPressは簡単にインストールできるか
レンタルサーバーの契約だけでは、WordPressは利用できる状態にならないです。自分でWordPressをインストールする必要があり、作業を全て自分で行うのは少し大変です。WordPressを簡単にインストールするメニューがあるかを確認しましょう。
始める前に投げ出してしまってはもったいないので、簡単インストールが利用できるレンタルサーバーがおすすめです。
SSL化は無料でできるか
簡単に言うとSSL化は、ウェブサイトのセキュリティのことで、サイトのURLが「https」になります。SSL化していないと、Googleの検索結果の順位にも悪い影響がありますし、悪意あるアクセスから守れないので危険です。
複数のサイト運営ができるか
複数のサイト運営と言っても10や20ものブログを初めから作る人はあまりいないと思います。でも、1つ目がうまくいかなかったり違うジャンルの発信をしたくなり、2つ目のブログを立ち上げることはよくあることです。そんなときに、複数サイト運営に対応していないサーバーだと改めてレンタルサーバーの契約が必要になります。
データベースの種類がMySQLであることとマルチドメインの項目を確認しておきましょう。
トータルで金額が安いのか
月額料金の安さばかりに気を取られずにトータルで安いのか考えるのが大切です。独自ドメインが何個無料なのかやどれだけの期間無料で使えるのか、初期費用は無料なのかも確認しましょう。
コストパフォーマンスが良いか
「安かろう悪かろう」で、料金が安くても、サイト表示速度が遅くサーバー障害が多いと使い物になりません。サイト表示速度が早いかと市場価格よりも極端に高くないのかを確認しましょう。
表示速度の速さは契約前に測定や体感が難しいと思います。また、各社様々な指標や調査結果をもとにして国内最速を自己アピールしている現状では、一般の人には優劣がつけられないです。国内最速とアピールしていないと遅いのかもしれないという、判断基準にするしかないのかと感じています。
バックアップ機能が付いているか
WordPressでウェブサイトを作った後に、プラグインというものを使ったバックアップも設定をします。でも、サーバー側でも自動でバックアップされているとさらに安心です。
全プランの月額料金とサービス特典を比較
ConoHa WINGとエックスサーバーの全プラン料金比較
サーバー名 | 初期費用 | プラン名 | 月額料金(円) | ||||
3カ月 | 6カ月 | 12カ月 | 24カ月 | 36カ月 | |||
ConoHa WING | 0 | ベーシック | 1,311 | 1,210 | 1,089 | 1,029 | 968 |
スタンダード | 2,783 | 2,602 | 2,360 | 2,239 | 2,118 | ||
プレミアム | 5,566 | 5,203 | 4,719 | 4,477 | 4,235 | ||
エックスサーバー | 0 | スタンダード | 1,320 | 1,210 | 1,100 | 1,045 | 990 |
プレミアム | 2,640 | 2,420 | 2,200 | 2,090 | 1,980 | ||
ビジネス | 5,280 | 4,840 | 4,400 | 4,180 | 3,960 |
初めてウェブサイトやブログを立ち上げるにはオーバースペックな上位プランを除くと、ConoHa WINGが安い結果になりました。
エックスサーバーの初期費用が無料になり、ConoHa WINGがサービス維持費用10%を徴収するようになったことで、コストパフォーマンスの差が縮まっています。
最初は、ConoHa WINGではベーシック、エックスサーバーではスタンダードで十分な性能を持っています。契約期間は長期割引がある12カ月が費用効率がよくておすすめです。
WordPressテーマを使ってこだわりのあるウェブサイトに仕上げることや、記事などのコンテンツを揃えるのに数カ月はかかります。サイト開設後、世の中の反応やサイトの成長を確認するためにも、契約期間は多少長く取ることをおすすめします。
アクセスが集まり始めて不便を感じるようになれば、ConoHa WINGは日単位で、エックスサーバーは月単でプラン変更できます。
今回比較した月額料金は、標準価格です。何かとキャンペーンが開催されていて、あまり標準価格通りで契約する機会は少ないかと思います。30%や40%など割引になることもありますので、申し込みする際は最新情報を確認してみてください。
ConoHa WINGとエックスサーバーのサービス特典を比較
サーバー名 | 独自ドメイン 無料特典 | WordPressテーマ 割引 |
ConoHa WING | 2個 | あり |
エックスサーバー | 2個 | あり |
どちらのレンタルサーバーでもサービス特典に大きな違いはありません。
独自ドメインの無料特典
独自ドメインとは、インターネット上にあるウェブサイトの住所のようなもので、1つのサイトに1つオリジナルのドメインを持つ必要があります。これがサイトを訪れる人が入力するURLアドレスになります。
例えば、「Google.com」の場合、「Google」という部分がドメイン名でウェブサイトの固有の住所になります。「.com」という部分はトップレベルドメインと呼ばれ、ウェブサイトの種類や国などを示す役割があります。個人やフリーランスがよく使うトップレベルドメインは、「.com」や「.net」があります。
一般的な料金では、「.com」は年間1,200円前後、「.net」は年間1,400円前後です。この独自ドメインの料金がレンタルサーバーを利用している期間無料で利用できます。
WordPressテーマ 割引
ConoHa WINGのWINGパックでは、無料のCocoonのほかに有料テーマ5種類を割引価格で販売しています。当サイトで使用しているJIN:Rや以前使っていたJINの他、SANGOやTHE THOR、THE SONICなどが買えます。
エックスサーバーでは、有料テーマ6種類と無料テーマ2種類が販売されています。有料テーマでは利用者の多いSWELLが割引価格で購入でき、無料テーマではエックスサーバーと業務提携しているCocoonが含まれます。
ConoHa WINGとエックスサーバーのサーバースペックとサポート比較
ConoHa WINGとエックスサーバーのサーバースペックとサポート体制を具体的に比べていきます。
サーバースペックの比較
エックスサーバーはストレージのデスク種類がオールNVMeで、従来のオールSSD環境と比較し読み込み速度が最大約32倍向上しています。サイトの表示速度が大幅に早まったり、ブログへのアクセスが集中し負荷が高まったときに安定性が高くなることが期待できます。
エックスサーバーは、「リソース保証」が標準で付いています。契約したプランで割り当てられたメモリーとvCPUの性能が、サーバーに同居する他のウェブサイトの影響を受けず保証されます。そのため、あなたのウェブサイトは安定した表示速度が保てます。
ConoHa WINGでは、ビジネスプランにリソース保証が付いています。
ConoHa WINGのWebサーバーは、Apacheとnginxの両方を使っています。
- Apacheは、読者の人の入力などにより返すアクションが異なるような動的処理に特に強いシステム。(ショッピングサイトなど)
- nginxは、テキストや画像など決まったもの(静的)な情報を高速に処理することを得意にしているシステム。(ブログなど)
Apacheとnginxは静的コンテンツも動的コンテンツを扱えますが、得意分野が少し違いお互いに助け合って、常に高速処理できる体制を備えています。
ConoHa WINGは、サービス品質保証を月間稼働率99.99%以上に設定しています。稼働率が99.99%を下回った場合に申請すると、一定の割合で月額利用料金に対すサービス利用権がもらえます。
エックスサーバーのスタンダードプランにサービス品質保証はないですが、創業以来99.99%以上の稼働率を堅持しています。また、法人向けサーバーの「エックスサーバービジネス」には、品質保証制度が付いています。
サーバーの技術面やサポート体制の比較
WordPress高速化技術は、ConoHa WINGとエックスサーバーが互いに違ったアプローチを行っています。個別にどちらが良いのかは簡単に言えないので、総合的に表示速度が早いのかが大切なポイントです。
ConoHa WINGが採用するWEXALはページの読み込み時間を短縮するために、ページコンテンツの事前読み込みやユーザーの行動予測を利用した技術です。WEXALは特に利便性と快適さの向上を目的としていると言えます。
エックスサーバーが採用するKUSANAGIは、特にWordPressのために設計された仮想マシンで、OSレベルから最適化されています。PHPの実行速度を向上させるために、静的ファイルのキャッシュやデータベースのクエリキャッシュなど、複数の高速化技術を組み合わせています。
ConoHa WINGのメリットとデメリット
サービス維持調整費が導入され少し高くなりましたが、それでもConoHa WINGの特徴は、低コストで国内最速という点です。
WEXALは、プライム・ストラテジー株式会社が提供するWebサイトの高速化エンジンです。戦略AI「David」が、ブラウザの環境に合わせてページごとに最適化することでページの表示を高速化することで、表示の高速化だけではなく転送量も削減します。
エックスサーバーのメリットとデメリット
エックスサーバーは約20年間のサーバー運営歴を持ち、国内で最も高いシェアがある業界最大手です。長い期間のサーバー運営を通じたノウハウが豊富で、安定したサービスを提供してきた信頼性と安心感は心強いです。
多くの利用者がいるためインターネット上に情報が多くて、トラブルや疑問が生じた際も解決策が見つかりやすいです。サポート窓口は利用した人からの評判が良くて、エックスサーバーのサポート体制もしっかりとしています。
エントリークラスのプランに「リソース保証」が標準で付いているのは珍しいことです。リソース保証があれば、一つのサーバーに同居する他サイトのアクセス状況などに影響されず、常に高速で安定したサーバー環境を確保できます。
国内屈指の超高性能サーバーを導入しています。サーバーあたり128コア、1.5TBメモリ、最新規格DDR5に強化され、最新CPU『第4世代「AMDEPYC』とストレージはオールNVMe RAID10が採用されています。
パソコンの一種であるサーバーが高性能であることは、レンタルサーバーの基幹部分なので、仕様が公開され最新鋭であることは強みと言えます。
WordPressリカバリー機能が新たに導入されました。独自AIシステムがWordPressの様々なトラブルの原因を特定し自動的にWordPressを修復してくれます。特に、特に不正アクセスによるトラブルに強く、問題のファイルを除去したうえでサイトの復旧が可能です。
ConoHa WINGとエックスサーバーどちらが良いか
- 低コストで安定性を重視したいのであれば、ConoHa WING
- 実績がある運営会社で国内屈指のサーバーを利用したければ、エックスサーバー
ConoHa WINGもエックスサーバーも、どちらもとても優秀でどちらを選んでも何も困ることはないでしょう。
サーバーはパソコンの一種という特性上やっぱり新しくスペックが高い方が、サイト表示速度が速くなりがちです。
エックスサーバーのサーバーのマシーンスペックは年々強化されていて、国内屈指の圧倒的なサーバー環境になっていると言えます。それに加えて、WordPressでブログやウェブサイトを始めるなら、KUSANAGIはWordPressに特化した高速化技術であることが魅力的に映ります。
ConoHa WINGはサーバースペックがホームページでアピールされておらず、明確に否定はできないです。ブロガーのインフルエンサーの方々が、こぞって表示速度が早くなったとおすすめされてて実際早くなるものと思います。コスパ性能が低くなってきていることが気がかりではあります。
まとめ
WordPressで、ブログやウェブサイトを構築するのに必須なのがレンタルサーバーです。
ConoHa WINGとエックスサーバーという2社を総合的に比較することで、特徴が見えてきたのではないでしょうか。
どちらも圧倒的な国内最速と自己PRを展開していて、本当にどちらが早いのかはもはやわからないというのが現状です。ただ、どちらも個人や小規模な店舗運営をされる方がwebサイトやブログを立ち上げるには十分な表示速度です。
ConoHa WINGはコストパフォーマンスに優れていますが、サービス維持費用の導入などで優位性が薄れてきています。
エックスサーバーはサーバー本体のスペック増強に力を注いでいる印象を受けます。
コストパフォーマンスを重視するのであればConoHa WINGで、平均的なコストでサーバー自体の性能の高さを求めるのであればエックスサーバーを選ぶのが良いと感じます。
各社でレンタルサーバーの乗り換えに力を入れていて、実際に乗り換えは可能で特別にプランが用意されていることも多いです。ただ、サーバー移行は無理な作業ではないけれどリスクは伴いますので、最初のレンタルサーバー選びは慎重になさってください。
この記事が、WordPressでブログやホームページなどウェブサイトを作りたい方の参考になれば幸いです。