アメブロとWordPressで収入を得やすいのはどっち?後悔しない選び方


ブログを収益化するなら、知名度のあるアメブロがいいのかなと思っているんですよね。無料で簡単に始められるし。

確かに、芸能人のブログも多く、アクセス数も多い良いブログプラットフォームです。ただ、ブログの目的に合わせて選んだ方が良いので違いを紹介しますね。
アメブロでお馴染みのAmebaブログは、無料のID登録だけで始められて、利用者がたくさんいるので、手軽にブログから収入を得られると考える方がいらっしゃると思います。しかし、WordPressブログの方が収益化に有利という情報が多く、実際どちらが良いのか迷ってしまいませんか。
ブログの収益化を成功させるには、適切なプラットフォーム選びが大切です。
そこでこの記事では、アメブロの基本情報や特徴、WordPressブログとの違いを紹介します。この記事を読めば、アメブロの特徴的なサービス、アメブロとWordPressブログの違い、それぞれどのような人が向いているかがわかります。
アメブロを選ぶメリットとデメリットを知って、ブログを通じて実現したい内容に最適なプラットフォームを知りたい方はぜひ最後まで読んでください。
もし、WordPressテーマ「JIN:R」でブログを始めるか、無料ブログにするか迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
アメブロとは

アメブロは、アメーバIDを登録したら誰でも無料で始められるブログサービスです。
運営会社の基本情報とサービス内容を詳しく見ていきましょう。
Ameba ブログの基本情報
- 運営会社:株式会社サイバーエージェント
- 設立日:1998年3月18日
- Amebaブログ サービス開始:2004年9月15日
- 登録ユーザー数:公式情報なし
- 月間利用者数:延べ7,500万人
引用元:(株)サイバーエージェント 会社概要より
2024年9月で20周年を迎える日本最大級の老舗ブログプラットフォームです。
約2万人の芸能人や有名人のブログがあり、アクセス数全体の40%を芸能人ブログが占めています。そのため、とてもブログとして知名度があります。
生きたコンテンツをつむぐ
その人らしさ、感情、気持ちがありのままに書かれたブログ。
心を揺さぶる漫画や、励ましてくれる占い。
Amebaにあるのは、そんな「生きたコンテンツ」です。
さまざまなコンテンツとAmebaで出会い、その時の喜びをブログにつづる。
そのブログを見た誰かが、また新しい楽しさにめぐりあう。
人とコンテンツが出会い、想いをつむぐ、一人ひとりの暮らしと心が豊かになる場所。
Amebaはそんなサービスを提供していきます。
AmebaはAmebaブログを中心として、最新の芸能人ニュースやマンガ・占いなど生きたコンテンツが集結した総合メディアサービスです。
アメブロで収入を得るには、Amebaが提供するドットマネーを利用することになります。ドットマネーは、Amebaの独自通貨「マネー」を、現金やギフト券、電子マネーなどへ手数料無料で交換できるサービスです。
スマートフォンアプリがあり、ブログの設定や記事の執筆が可能です。パソコンよりも一部機能が充実している側面もあります。ブログサイトのデザイン変更がない反面、「記事デザイン」の豊富なテンプレートを使って簡単に記事の装飾ができます。
Ameba公式のアフィリエイト機能で、Ameba Pickがあります。登録して、商品紹介て購入してもらったり、ブログを見てもらうことでおこづかい稼ぎが可能です。
特徴的なサービス
- Ameba Pick
- 応援機能
- アメンバーとリブログ
Ameba Pickは、アメブロ独自のアフィリエイトサービスです。
報酬を得る方法は2通りあります。
- 広告経由で購入
- 広告の表示回数
「広告経由で購入」は、一般的なアフィリエイト広告と同じです。紹介したいアイテムの記事を書いて広告を設置し、広告経由で販売できれば収入を得られます。広告は記事を書く画面に専用のPickボタンがあり、簡単に設定できます。
「広告の表示回数」は、おまかせ広告という独自サービスです。Googleアドセンスのようなクリック型に似ていますが、クリック数ではなく表示回数に応じた報酬なのがポイントです。
アフィリエイト報酬は、Ameba関連サービスのドットマネーで受け取れます。Ameba Pickは、Ameba内でアフィリエイトの提携から報酬受け取りまで完結できます。
応援機能は、記事に対して投げ銭やチップのようにコインを送れます。ただ、誰でも受け取れるわけではなく、一部オフィシャルブロガーのみに対応したサービスです。
アメンバーは承認制のメンバー機能です。記事の公開範囲をアメンバー限定にできるので、特定のメンバーのみに読んでもらいたい記事が書けます。
リブログはソーシャルメディア的な機能です。他のユーザーのブログ記事を自分の記事に貼り付けて引用し投稿できます。リブログされた記事を書いた人にもお知らせが届くので、共感した記事や拡散して相手を応援したいときに使えます。
アメブロの機能
アメーバIDに登録したら「ameblo.jp/アメーバID」のURLが自動で割り当てられます。
共有ドメインで、Amebaブログ(ameblo.jp)のサブディレクトリの位置付けです。amebaではなく、amebloのドメインです。
サブディレクトリの場合は、メインドメインの評価やリンク構築の効果を直接的に受け継ぎやすいと言われています。それでも、アメブロの全サイトで分割するため、メインドメインの影響は薄いです。
アメーバIDは一度登録すると変更できません。URLの一部になるという説明がなかったので、アメーバIDを考えるときに注意が必要です。
ブログのカスタマイズ
アメーバID登録が終われば、自分のブログページができています。
WordPressブログで、テーマを有効化した直後と同じような状況です。記事を書くことはできますが、記事公開する前にブログ設定を済ませる必要があります。
初期設定のブログデザインは、サイドバーありの2カラムです。
メインビジュアルにカバー画像はなく、「アメーバIDのブログ」のブログ名だけ表示されています。コンテンツエリアには、ブログトップや記事一覧、検索などのナビゲーションと、記事の一覧が表示されます。
サイドバーには、プロフィール、3つの自動広告、最新の記事などが並びます。

フッターには、このブログに関連するおすすめの記事、Ameba人気のブログランキング、Amebaトピックス、2つの自動広告などが表示されます。

アメブロのアクセス解析は設定されている状態で、さらにGoogle Search ConsoleとGoogleアナリティクスの連携が可能です。
ブログ機能の設定項目
アメブロにもWordPressブログと同じくらい設定できる項目があります。
公式ジャンルの設定、タイトルとブログの説明、ブログ記事の表示数、エディタ選択、コメントの設定、いいね!・リブログ・フォローの受付可否、テーマ管理、画像管理、メッセージボード本文編集、SNSプロフィール管理、外部サービス連携設定、楽曲利用申請フォーム
公式ジャンル設定をすることで、毎日更新のジャンル別ランキングや新着記事で、アメブロのトップページに表示される機会が増えます。
メッセージボードは、パソコンからアクセスしたときにブログのトップページにテキストを表示できる場所です。ブログを訪れた人に向けた、自己紹介や宣伝などが自由に書けます。
外部サービス連携設定はGoogle Search Consoleと、Googleアナリティクスの連携をする可能にするメニューです。
投稿した動画内で利用している楽曲の申請をする「楽曲利用申請フォーム」が特徴的です。公式ブログの多い芸能人やアーティストに配慮している印象を受けます。YouTubeでも権利者が申し立てをする方法で、利用者が申請するフォームはありません。
設定・管理、配置設定、プラグインの追加、フリースペース設定、ブックマーク管理
サイドバーの配置設定は、追加する機能の選択と表示する順番をドラック&ドロップで操作できます。
フリースペースは、特にアピールしたい内容など自由に文章を表示できるスペースです。
フォロー・フォロワー管理、アメンバー管理、リブログ履歴、コメント管理、いいね履歴、アメトピ掲載管理
アメーバトピックス、通称アメトピは、ピックアップ専門チームが毎日、ブログを読んでピックアップした記事のことです。アメトピ掲載管理は、自分の記事が直近7日間に掲載されたか確認できます。
カバー画像、アイコン画像、名前(ニックネーム)、自己紹介文、SNS、生年月日、性別、血液型、出身地、居住地、未既婚、職業など
WordPressブログでも固定ページで作るプロフィールページを作れます。ひとつの記事として、詳細にプロフィール紹介が可能です。
生年月日や性別、未既婚などプライバシーに関する項目は、未入力、非公開が可能です。
ブログデザインの設定項目
アメブロにはデザインテンプレートの機能が備わっています。
デザインを検索してプレビューを見ながら気に入ったデザインをクリックすれば、着せ替え感覚でカスタマイズできます。
基本構造は、メインビジュアルと記事一覧、サイドバーです。基本構造以外のレイアウトのデザインはつくれません。
テンプレートは300種類以上あり、記事一覧のレイアウトを、スタンダード、タイル、リストの3種類から選べます。スタンダードが一番多く、フルワイドブロックに背景画像を設定したようなおしゃれなテンプレートもあります。
テンプレートはカラムの数とサイドバー位置の組み合わせで、5種類選択できます。
- カラム数:2または3
- サイドバー位置:右、左、右にワイドで左は普通、右は普通で左にワイド、右に2つ
メインビジュアルのカバー画像やブログ全体の背景画像など、パーツを別々に選ぶ機能はないです。
アメブロはレスポンシブデザインに対応しておらず、パソコンとスマートフォンブラウザ表示でのデザインは連動されません。さらに、パソコンからスマートフォンのデザイン変更ができず、パソコンとスマートフォンのそれぞれでログインして設定する必要があります。
Amebaアプリで表示されるときにはデザインの設定は反映されないです。別で記事ごとに「記事デザイン」の装飾設定が必要です。
記事ページの一番上の目立つ場所に、広告は含まないもののAmeba公式のナビゲーションバーが表示されます。特設ページやAmebaホーム、アメブロ、芸能人ブログ、公式のピックアップ記事などのナビゲーションメニューです。

アメブロは自動広告の数が多くて、サイドバーとフッターエリアを合計して5個も表示されてしまいます。
記事を書く画面
アメブロは、記事を書く基本機能は揃っています。
記事の執筆方法は、通常表示とHTML表示のタブを選べます。
プレビュー画面は、パソコンとスマートフォンを切り替えて表示できます。
文字サイズ、段落(大見出し、中見出し、小見出し、段落)、太字、斜体、下線、打ち消し線、文字色、マーカー、文字装飾のリセット
リンクの追加、左寄せ、中央寄せ、右寄せ、箇条書きリスト、番号付きリスト、引用
写真・動画の追加、絵文字、デザイン、Pick、YouTubeの追加
ハッシュタグ、テーマ、カバーの画像、投稿日時 など
「デザイン」を使うと、見出しとテキストの記事装飾が追加できます。
見出しには、単純にデザインされた見出し以外にも、チェックボックスや時系列を表すのに適したものもあります。テキストにも、単純な文字のデザイン性アップだけではなく、囲みボックスなどもあります。
やわらかなイメージのデザインで種類も豊富なので、ブログ記事で注目ポイントを表しやすくなっています。
一般的にYouTube動画を記事に追加する場合、YouTubeのページで埋め込みコードをコピーして貼り付ける必要があります。アメブロでは、右サイドバーで検索して動画を追加できて作業性がとても良いです。
「テーマ」はカテゴリー、「カバー画像」はアイキャッチ画像のことを指します。
SEO対策に影響するパーマリンクとメタディスクリプションを設定する項目がありませんでした。また、有料プランに加入しても、独自ドメインの取得はできません。
アメブロとWordPressブログの違い
運営コスト
アメブロは無料で利用できるので、初期費用をかけずにブログを始められます。
無料版のアメブロは、公式の自動広告が表示されるデメリットがあります。アメブロは自動広告の数が多く、5つも表示されてしまいます。自動広告を非表示にするには、月額1,490円のAmebaブログ ビジネスプランの加入が必要です。
ブロガー向けのAmebaブログプラスは月額980円は、ブログデザインでカスタマイズできる部分が増えるのと、高画質な画像をアップロードできるだけです。
WordPressブログは、利用料金がかかります。
レンタルサーバーと独自ドメインの費用が必要で、レンタルサーバーはConoHa WINGやエックスサーバーで月々1,000円程度です。独自ドメインは、2つ無料サービスが主要なレンタルサーバー会社では定着しています。
必須ではありませんが、有料でWordPressテーマの購入をおすすめします。JIN:Rは19,800円もします。でも、一度購入するだけでずっと使えて自分の複数サイトにインストール可能です。
始めやすさ
アメブロの方が簡単で、WordPressは難しいと考えられがちです。でも、WordPressブログも進化していて始める難易度の差は、日々縮まっています。もう始めやすさだけで、アメブロを選ぶ時代ではなくなってきています。
アメブロはWordPressに近いカスタマイズが可能なため、最初の設定項目や決めなければいけないことに大差はありません。
WordPressブログは、レンタルサーバーや独自ドメイン、WordPressテーマの導入など、最初に決めることがいくつかありサイト構築も必要です。
ただ、代表的なConoHa WINGやエックスサーバーのレンタルサーバーを使えば、契約と同時にWordPressテーマの導入まで一気に終わります。WordPressテーマの導入が終わった時点で、ほぼアメーバIDの登録が終わった状態と同じです。
JIN:Rを使えばデザインプリセットで、デモサイトの状態がクリックだけで手に入ります。あとは、ブログの細かな情報を入力していくだけで完成です。
アメブロのメリットは、設定した後のセキュリティやバージョンの管理に手間がかからないことです。
WordPressブログは、構築後のセキュリティーやバージョン更新などが自己管理です。しかし、セキュリティー面の特別な知識が必要な訳ではなく、セキュリティー機能が高いレンタルサーバーを選び、無料のセキュリティー機能持つプラグインを追加するだけです。
稀なことですが、WordPressのバージョン更新でブログの表示が崩れるなどのトラブルがあったときに、自分で調べて解決する力が必要です。

デザインの自由度
トップページのカスタマイズと記事の装飾など表現力に分けて比較します。
トップページのカスタマイズ
アメブロは、メインビジュアルにカバー画像とブログ名、最新記事、サイドバーといったクラッシックなブログ型がベースです。
Ameba公式が作成したデザインテンプレートをブログに追加して、カスタマイズ可能です。しかし、メインビジュアルや背景画像、背景色、ヘッダーなど部分的に選択する機能がないので、テンプレート通りの仕上がりになり細かな希望は反映できないです。
記事一覧の表示は、スタンダードとタイル、リストの3種類のデザインテンプレートがあり、サイドバーのレイアウトは5種類から選べます。
テンプレートはレスポンシブ表示に対応していないため、パソコンとスマートフォンそれぞれで選ぶ必要があります。また、アプリで表示されるブログはデザイン変更自体ができないです。
PCブログで表示するサイドバーは、ドラック&ドロップで使用する機能の選択、表示する順番を設定できます。ブログ記事で一番目立つ画面の一番上に、Amebaのナビゲーションバーが表示されてしまいます。
WordPressブログは、ヘッダー、メインビジュアル、コンテンツ、フッターと4つのエリアを柔軟に自分らしく設定できます。画面一番上のヘッダーにメニューを表示したり、一番下のフッターにメニューやPRエリアを作るなど、設定の選択肢は豊富にあります。
選ぶWordPressテーマにもよりますが、JIN:Rだとメインビジュアルに動画や記事のスライド表示など、動きのあるページに簡単にできます。
コンテンツエリアとフッターエリアも、ブログ記事を書く方法と同じ方法でカスタマイズ可能です。誰でも細部にまでこだわることができ、唯一無二のあなただけのブログに仕上げられます。
他にもWordPressテーマは豊富にあり、どれを選ぶかでブログの雰囲気が違ってきます。表現したいデザインに合わせて選びましょう。

記事の表現力
アメブロのエディターに、ブログを書くのに必要な機能は揃っています。
その中で「デザイン」というWordPressのブロックのような機能が特徴的です。
見出しとテキストの2種類だけですが、テキストにリッチな装飾を追加できます。見出しにはチェックリスト、テキストには囲みボックスなどのデザインが豊富に準備されています。Amebaアプリを使うと、見出しとテキスト以外の種類も使えます。
SEO対策に関係するパーマリンクとメタディスクリプションの設定はできないです。
WordPressブログは、ブロックエディターに対応しているJIN:Rを使うと、記事を書く画面と公開される表示がほとんど同じで執筆作業ができます。
豊富なオリジナルブロックを使った、読者が読みやすくて筆者が注目して欲しい項目を、装飾した記事を簡単に作成できます。

収益を得る方法
アメブロは、独自アフィリエイトサービス Ameba Pick以外の広告を貼れません。
楽天やAmazonなどの広告はあるものの、もしもアフィリエイトやA8.netなど他社の収益性の高い案件を取り扱えないため、収益化で不利です。
Googleアドセンス広告もAmeba Pickの広告ではないので、表示できません。似た仕組みで、「おまかせ広告」があります。
- 広告の表示回数に応じて報酬
- 自動挿入と手動挿入が選べる
- 読者に最適な広告を自動で表示
おまかせ広告はクリック型広告ではなく、表示だけで報酬が発生します。
おまかせ広告は1表示1〜15円で、まとまった収入にするには多くのアクセス数が必要です。
有名人は初めからたくさんのファンがいて、普通のブロガーでは考えられないほど記事が読まれるので、まとまった収入になります。共有ドメインのためSEOによるブログへの流入が期待できず、検索需要による閲覧数が十分に得られないので収益になりづらいです。
記事に掲載したAmeba Pickに興味を持つ読者は、公式の自動広告のシステムにその広告カテゴリーに興味を持つであろうユーザーと既に判定されています。そのため、自動広告で6つも似た広告が表示されてしまい、Ameba Pickの広告で成約する可能性が下がります。
Ameba Pickの報酬は、Amebaがサービス展開するポイントのドットマネーで支払われます。1,000ポイントから交換可能で、ドットマネーには6ヶ月の有効期限があります。
他のアフィリエイトサイトでも「〇〇円以上で振り込み」の設定はあるのですが、「日本円」の報酬が発生するので有効期限はありません。
アメブロには、有料記事を販売する機能がないです。
WordPressブログは独自ドメインなので、Googleアドセンスやアフィリエイト広告で不利に働くことはないです。
アフィリエイト広告を取り扱う複数のASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と、自由に取引できるので目的に合ったさまざまな広告を選んで記事に掲載できます。
一般的なWordPressテーマでは、記事の有料販売が特別な知識がないとできないことが多いです。ですが、JIN:Rには有料コンテンツのブロックがあり、stripeの決済と連携して有料記事の販売ができます。

集客のしやすさ
アメブロは共有ドメインで、個々のブログはサブディレクトリのURL構造になっています。サブディレクトリなのでメインドメインのamebloのSEO効果は引き継がれやすいです。ただし、アメブロの全体で分け合っているので一人当たりの影響は小さいです。
共有ドメインのためSEO対策がしづらい上に、パーマリンクの編集もできないので、Googleなどからの集客はとても難しいです。
多くの無料ブログでは、有料プランを申し込めば独自ドメインの設定が可能です。しかし、アメブロは月額 1,490円の有料プランを契約しても、独自ドメインを取得できません。
アメブロは、Ameba内のコミュニティー機能がとても充実しています。アメブロのトップページは、公式トップブロガーランキングやトップブロガー・ブロガー人気記事などが並ぶポータルサイトになっています。
アメブロには「いいね」や「フォロー」、「ハッシュタグ」など、ユーザー同士が繋がりやすくする機能があります。ブログは初期の集客が難しいので、サービス内の機能で読者を集められるのは大きなメリットです。
このようにアメブロでは、コミュニティー内で記事が読まれるように公式がサポートしています。
WordPressブログは独自ドメインを使い、SEOに強いWordPressテーマを選んだりプラグインを追加するなど、自らSEO対策を強化できます。
独自ドメインは、検索エンジンからドメイン(ブログ)の評価がない状態から始まります。そのため、ドメインが評価されて検索結果の上位表示されるまで、たくさんの時間と労力が必要です。WordPressブログを開設した当初は、本当に全く誰にも読まれない期間が数ヶ月続きます。
ブログ記事の更新を続け有益な情報発信をしているとドメインが評価されるようになり、インターネット利用者全体を対象に集客ができます。
コンテンツの管理者
コンテンツの管理者は、見過ごされがちですがとても大切なことです。
アメブロは、運営会社のサーバーの中でコンテンツが管理されています。
サービスが終了したり、プラットフォームが衰退しない限りブログ記事は資産として積み上がります。
いわゆる垢BANになると、積み上げてきた資産を突然失うことになります。明らかに利用規約違反の場合は仕方ないですが、解釈の違いや意図せず違反してしまったり、アンチによる通報などでアカウント停止になる可能性もあります。
アフィリエイト広告を扱うASP大手のA8.netが運営している無料ブログ「ファンブログ」が、2025年4月にサービス終了すると発表されました。ブログと関係が深い企業の提供するサービスであっても、無料ブログがなくなる可能性はあるのです。
アメブロは他のブログサービスから引越してくるサービスはありますが、アメブロからエクスポートする機能が提供されていないので要注意です。
WordPressブログは、Webサイトとブログ記事は自分が所有し管理できます。頑張って運営を続けるほどにブログ記事が積み上がり資産化していきます。

アメブロとWordPressブログ どちらがいいか

どちらか選べない場合は、WordPressブログをおすすめします。
なぜなら、レンタルサーバーのサービスが充実したおかげで初期設定が簡単になり、WordPressテーマがデザイン面もサポートしてくれるようになったからです。確実に、WordPressブログを構築する難易度は低下しています。ブログ記事の書きやすさや装飾の豊富さも、ブロックエディターになり初心者でも簡単にできるようになっています。
ただ、インターネットにたくさんある情報を調べて自分で行動できない人は、公式による運営サポートのあるアメブロの方が長く続けられると思います。
アメブロに向いている人
- インフルエンサー
- 既にソーシャルメディアで多くのフォロワーを獲得している人
- 収益が最優先ではない人
- 調べたり難しいこと抜きで始めたい人
アメブロの基本的な機能は、WordPressと比べても大きく遅れをとるレベルではないです。ただ、アメブロ内で収益を得る機能が乏しいので、収益化目的には適していないです。
特に、パソコンにあまり詳しくないが、ソーシャルメディアでは物足りなく感じるのでブログを始めていみたい人にあっています。
WordPressブログに向いている人
- お金を稼ぐことを目的にする人
- 自分らしいブログを作りたい人
- 調べることが苦にならない自己責任の考え方の人
ブログ記事で読者の検索意図を満たすことで収益を得たい場合は、取り扱うアフィリエイト広告の制限を受けないWordPressブログが有利です。
ブログ型のデザインだけではなく、流行りのサイト型デザインや動きのあるページにカスタマイズしたいなど、こだわりたいならWordPressにする必要があります。JIN:Rのようなブロックエディターに対応しているWordPressテーマを購入すれば、HTMLやCSSを書くことはほとんどありません。
それでも、狙い通りにカスタマイズしたいとなると、わからないことやうまくいかない場合に調べて自己解決できないと挫折してしまう可能性があります。
まとめ:おこづかいと本格的収入と目的の違い
無料で始められるブログプラットフォームの「アメブロ」と、有料で運営する「WordPressブログ」の違いを比べてきました。
アメブロは2024年に20周年を迎える老舗の日本最大級のブログプラットフォームで、約2万の芸能人・有名人のブログがあります。
外部のアフィリエイト広告の掲載ができないため、収益を得る目的にはあまり適していません。アメブロ公式の自動広告がたくさんの場所に表示されてしまうので、Ameba Pickの広告を目立たせるのも難しいことが予想されます。ただ、「おまかせ広告」は表示されるだけで報酬が得られるので、おこづかい稼ぎは簡単です。
有料プランを契約しても独自ドメインを取得できないため、Amebaの外部からの検索結果から集客にも適さないです。
豊富なデザインテンプレートを着せ替えするようにクリックだけでブログのカスタマイズ可能です。ただし、メインビジュアルや背景画像など、パーツ単位で設定できず、自由度は高くないです。また、パソコンとスマートフォン、アプリのデザインが連動しないのも手間です。
デザイン機能の見出しやテキストを使って、文章を装飾して記事を書ける特徴的な機能は魅力的です。
WordPressブログで懸念されていたブログ構築や記事を書く難しさは、レンタルサーバー会社の「WordPressかんたんインストール」の開発や、WordPressのブロックエディターが広まることで、大きく解消されています。
アメブロでできることの多くは、WordPressブログでも制限少なく実現可能です。WordPressで始めるハードルが下がった今、あえてアメブロを選ぶ必要はないと、私は思います。
この記事が無料ブログプラットフォームとWordPressのどちらにすべきか検討中の方のお役に立てば幸いです。