ブログの初心者が読むべきたった2冊のおすすめ本
ブログを始めたいと思って役に立つ本を探しているのですが、たくさんおすすめの本が出てきてどれから読めば良いのか分からなくて。ブログを始めるときに必要な本を知りたいなと思って。
確かに、ブログの本で良書はたくさんありますから、たくさんおすすめされていてどれを手に取れば良いのか迷いますよね。初心者の方にはまず読んで欲しい2冊に厳選してご紹介しますね。
ブログを始めたいと思ったら、まずインターネットで検索してみる方が多いと思います。でも、検索結果には「おすすめの本10選」などリスト型が多いですよね。内容のレベルもさまざまで、全部読むのは気が重いし、初心者向けだけを知りたいと感じたことはありませんか。
そこでこの記事では、ブログに関する良書の中から初心者におすすめの2冊を厳選してご紹介します。この記事を読めば、ブログの作り方から収益化まで総合的な情報でブログ運営の全体像が分かる本と、最後まで読まれるウェブの文章の書き方が学べる本が見つかります。
まず初心者のうちに知っておきたい情報に絞って体系的に学び、始めたい気持ちが高まっている今、ブログ運営を始めたいと思う方は、ぜひ最後まで読んでください。
もし、WordPressテーマを「JIN:R」にしようかと迷っているなら、あなたの決断を後押しする情報になっていると思います。
ブログを本で学ぶと得られる3つのメリット
インターネットの情報は速報性が高いメリットがあります。ブログのトレンドやSEO対策の有効性など変化の早い情報を知るのに役立ちます。本では最新情報を追いかけるのに適していない側面があります。
また、インターネット上にはブログに関する無料の情報が、ブログ記事や動画で数えきれないほどあります。参考にすることで有益な情報が得られることも事実です。
しかしながら、本から得られる情報にはインターネットにないメリットもあります。
- 体系的に学べる
- 信頼性の高い情報が得られる
- 深く考える時間が生まれる
体系的に学べる
インターネット上の情報は、断片的な場合が多いです。ブログ運営の情報発信のメソッドで、1記事1テーマが推奨されているからです。
- 記事の書き方
- SEO対策
- 読者を惹きつける方法
など、テーマごとには良い情報を得られるかもしれません。
ただ、ひと記事で得られる情報をどのようにつなぎ合わせて活用すれば良いかまでは説明されていないことがほとんどで、読者が考える必要があります。
一方で本は、ブログの1記事よりも広いひとつの目的やテーマをもとに構成されています。
順序立てて内容を整理され初心者でも段階を踏んで学べるように体系化されています。
信頼性の高い情報が得られる
インターネット上の記事は誰にでも投稿できるため玉石混交で、情報の質や信頼性にばらつきがあります。アフィリエイトのための記事なのか、本当の体験から得られた情報なのか、自分で良い情報を見分ける必要がります。
一方で、書籍は一般的にプロの編集者のチェックを受けて出版されています。そのため、情報の正確さが期待できて、実績のある著者から学べるという安心感があります。
深く考える時間が生まれる
インターネットには膨大な情報が溢れていて、調べているとつい次々と別の記事が気になり、気がつけばあれもこれもと読んでしまうことがあります。その結果、情報が断片的になり頭の中で何が正解なのか分からず、混乱してしまうことも少なくありません。
一方で本を読む時間は、著者の発信内容を深く考えられる貴重な時間です。自分のブログにどう活かせるのかをじっくりと考えられます。
さらに、無料の記事を流し読みするのと違い、購入した本には自然と真剣に向き合いたくなる魅力があります。
初心者がブログの本を選ぶときの注意点
有料のブログ本であれば、どのような本でも良いのでしょうか。
個人的に、初心者の方におすすめしないのは、Kindleのセルフ出版や有料noteを買うことです。
Kindleで本を出版していると凄いことのように聞こえます。しかし、セルフ出版はいわゆる自主出版で、手順を知れば自分の判断で案外簡単に出版できる仕組みです。例えば、0円で販売しても収益化できる方法があるなど、内容よりも販売数を優先している場合があります。
有料noteも、noteのアカウントを作れば誰でも書けてしまいます。
出版会社の第三者目線でのチェックがされていないので、悪い言い方をするとブログ記事を読むのと変わらないです。
情報を見分けられないうちは混乱の原因です。まず書籍から初歩的な情報を学び、自分で有益なKindle出版や有料noteを選べるようになりましょう。
私は10冊以上のブログ運営やライティングの本を読んだだけで、本を読み漁ったタイプではないです。それでも、よくおすすめされている本は、本質は同じでアプローチの方法が違うだけの内容も多いです。また、始めたばかりに読んでも理解できなかったり、知ったとしても実行が難しい内容もありました。
この記事では初心者でもブログ運営と文章を書くことに役立つ本を1冊ずつご紹介します。
2冊しか紹介しない理由は、他にもブログ運営に役立つ良書はたくさんありますが、実践が大切だからです。
ブログが分かる本:「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ
- 書籍名:「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ
- 著者:ヒトデ
- 出版元:翔泳社
(敬称略)
著者のヒトデさんは、ブログに興味がある方は誰でも名前を聞いたことがあるであろう有名な方です。
ブログ初心者におすすめのポイント
副業としてのブログ運営の入門書に最もおすすめの1冊で、ブログをまだ始めていない人、始めたばかりの人におすすめできます。とりあえずこの本を読めば、ブログに必要な情報が一通り学べます。
ブログには関心あるのだけれど、本当に大丈夫か迷っていたり何から始めて良いのかわからない人にぜひ手に取って欲しい本です。
各見出しにアイコンとゆるポイントというまとめがついています。図解の説明も多いので、視覚的に理解しやすい紙面になっています。
しっかりとした書籍を読むというよりかは、ブログ記事に近い構成で、文章を読み込まなくでも理解しやすくなっています。
ブログって大変じゃないの?
「ゆる副業」というタイトルから、「楽して」「すぐに」稼げると思った方がいたら申し訳ないのですが、そんなことはありません。
(中略)
ブログはいわゆる「ストック型」の収入です。「自分が働いていない間にもお金が稼げる」そんな夢のような状態を作るのですから、最初は労力や時間もかかります。今すぐお金が欲しい!という方には向かない副業です。
ブログの厳しさも分かる本です。ゆる副業の状態になるには、最初の苦労を乗り越える必要があるという現実も伝えてくださっています。
「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログの概要
目次
第1章「ゆる副業」をはじめよう
第2章 アフィリエイトブログで稼ぐ前の準備
第3章 ブログを開設しよう
第4章 ブログを書いてみよう
第5章 ブログのアクセスを増やすにはどうすればいい?
第6章 収益を増やすにはどうすればいい?
第7章 これからのブログ成功のカギを握るのはSNS
第8章 楽しく稼ぐための7つのルール
ブログの良さから始まり、ブログの準備、開設、ブログを書くことと順番に丁寧に説明されています。ブログの記事が書けるようになった後のアクセス獲得や収益増加といったブログ運営の情報も含まれています。
具体的に、WordPressでブログを開設する方法から、
- 雑記ブログと特化ブログのどちらが良いのか
- 稼げるブログジャンルの選び方
- ブログのネタ切れの対処法
- ブログ記事がなかなか完成しないときの考え方
など、初心者が頭を悩ませやすいことが分かりやすく説明されています。
さらに、ブログを作ること、ブログ記事を投稿することだけで終わらずに、ブログへのアクセスを増やして、収益化する方法にも触れられています。アクセスを増やすには、SEO対策が必要なことやSEOだけに頼らずSNSも駆使することについてもわかります。また、どうしても迷う適切な記事の文字数について、成功されているブロガーの見解を知れる貴重な1冊です。
収益化して収益を増やすには欠かせない「読者の目線に立つこと」の大切さと、取り入れられればどのようにブログ記事が良くなるのか解説されています。
一つ一つの見出しは短くまとまっていて、ほとんどが見開き2ページ以内で、長くても見開き3ページとコンパクトにまとめられています。そのため、テンポよく読み進められます。
ブログ運営に役立てている学び
私自身は、「「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ」を読む前から、hitodeblog(ヒトデブログ)やYouTubeの「ヒトデせいやチャンネル」で、ブログについて勉強していました。そのため、体系的にまとめられた本で、復習をした形になります。
最も参考にしているのはこちらです。
4-15 ブログ記事がなかなか完成しないときの対処法
ゆるポイント1 60%の完成度でアップしてOK
ゆるポイント2 未来の自分に仕上げを任せる
その中でも「未来の自分に仕上げを任せる」を知ってから、ブログ記事を投稿する頻度が高まりました。
今の自分の文章力でできる100%で書いても、何か物足りなさを感じる場面があります。少しでも良い文章にするのは大切です。でも、力不足なので頑張ろうにも無理で、完璧しか投稿しないだといつまで経っても投稿できずに終わります。
おそらくブログ運営を続けていけば文章力は上がるだろうし、記事にしている商品などへの知識が深まりと思います。そのため、未来の自分にはもっと上手に説明できる可能性があります。
ブログ記事は、1回投稿しただけで終わることが少ないです。加筆、修正するリライト作業をした方が検索結果に好影響があると言われているから、何かしらの手を入れるタイミングがあります。
リライトで徐々に改善を加えて、完成度を高めていくという思考を持っておく大切さを学びました。
はじめてのブログ運用で、いきなり自分の記事に満足できる内容を書くのは難しいと思うのでぜひ参考にしてください。
本の中では、「JIN」が紹介されていますが、今から始めるなら最新モデルの「JIN:R」がおすすめです。ヒトデブログもJIN:Rで作られていて、当サイトもJIN:Rです。
書き方が分かる本:新しい文章力の教室
- 書籍名:新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
- 著者:唐木 元
- 出版元:インプレス
(敬称略)
著者の唐木 元さんは、ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」で7年間にわたりマンガと物販サイトの編集長を務められた方です。
2015年8月と少し発刊されてから時間が経過していますが、書かれている内容が文章力の本質なので今でも十分に役に立つ内容です。
ブログ初心者におすすめのポイント
社内の新入社員に向けた研修をもとに書かれた内容なので、ウェブの文書を書く勉強をしたことがない方には一度読んだ方が良い本です。
SEOライティングのような難しいテクニック論ではないです。ただ、ニュースサイトに掲載する文章なのでウェブライティングではあります。そのため、初心者でも理解しやすく読みやすいブログ記事の書き方が分かります。
例文を上げて良い例と悪い例が並べて表示されています。読解力があまりなくても、よくない点を理解できる紙面構成です。そのため、文章について事細かく解説されているのに、読みやすくなっています。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニングの概要
目次
第1章 書く前に準備する
第2章 読み返して直す
第3章 もっと明快に
第4章 もっとスムーズに
第5章 読んでもらう工夫
「良い文章とは完読される文章である」ということに設定して、完読される記事を書くための方法を学んでいきます。
著者がまとめる「新しい文章力の教室」の答えがこちらです。
(前略)もしそうだとしたら、私がこれまでに培ってきたメソッドがきっとお役に立てると確信しています。それはひと言で言えば、「いきなり書き始めてはいけない」というシンプルな話。書き始める前に、何について書くか決めてから書く。さらには何をどれから、どれくらい書くかを見当付けてから書き始める。たったそれだけのことが、唐木ゼミの核心です。
ブログ運営に役立つ学び
細かく完読される文章を書くメソッドが紹介されているので、私も全てを実践できていないです。それでも常に気にかけているのは次の3つです。
書きたいことのパーツを揃える(第1章06)
記事にする内容を箇条書きで書き出すことから始めることを紹介されています。
私の場合は、マインドマップを使い記事に含めたい内容を短文で書き出すことから、ブログ記事作成を始めています。関連性を考えて文を並べ替えたり、伝わりやすい順番に並び替える作業をします。重複している内容をまとめながら文章として肉付けして、最終的に記事へ仕上げています。
推敲の第一歩は重複チェック(第2章17)
記事を一通り書き終えた後に、文章を確認する作業が推敲です。
連続するのは2つまで3連続はダメというルールで重複をチェックすることが紹介されています。チェックの単位は、単語、文節、段落などの各レベルで行います。
初歩的で分かりやすいのは、単語や文節のレベルです。例えば、言葉を繋げる「の」の連続や文末の「できます」が3連続していると、幼い印象を多くの人が持つでしょう。
気を付けていないと、3連続してしまう場面があります。読み返して気がついたら、言葉の選択を工夫して、意味を変えずに連続を避けるように調整しています。
翻訳文体にご用心(第3章34)
冗長表現の一ジャンルとして、私が「翻訳文体」と呼んでいる言葉づかいがあります。翻訳文体とは、海外文学の翻訳物などでよく見かけられる、持って回った言い回しのことを指します。
(中略)
こういった単語ひとつひとつに対応した日本語を当てハメようとする訳し方を逐語訳と呼びます。
本の中で紹介されているのは、「be able to do」を訳することで「することができる」という日本語が誕生したのではという話です。
「〇〇することができる」と「〇〇できる」は同じことを書いていても、クッション言葉のように聞こえ、言い切らない安心感から翻訳のつもりがなくても、ついつい使いがちです。
昨今流行りの生成AIを使ったライティングをする場合に起こりやすいので、特に注意した方が良いでしょう。
初心者におすすめする本の読み方
おすすめの読み方は、本を読み終えるだけで満足しないことです。
「ブログの知識を身につけて、ブログ運営を効率よく進めていきたい」という思いを持っていることでしょう。
当たり前ですが、本を読んだだけでは変わりませんので、ブログの成功確率を高めるには呼んだ後の行動が大事です。
- ブログの本を読む目的を決める
- 本の内容を1つ2つ実践してみる
- 完璧を目指さなくても良い
ブログの本を読む目的を決める
ブログの本を読む目的はブログで成功することのはずで、本を読み終えることが目的になってはいけないです。
本を読み始める前に、「この本から得たいことは何か」を明確にしましょう。
例えば、
- ブログの立ち上げ方を学びたい
- ブログ記事の構成を知りたい
- より多くの人の目に触れる方法を知りたい
- 完読される文章の書き方を知りたい
などです。
目的を立てておくことで、読書中に何に注目し、理解する必要があるのかが明確になり、効率が良くなります。
ブログ運営におすすめの本を読むのは、物語を読む場合と少し異なります。
効率よく知識を得るには、必ずしも最初の一文から読み始める必要はありません。
- 序文を読む
- 目次を読む
- 順番に見出し回りを読む
- 目的に必要な章を詳しく読む
このように、本を通じて著者が伝えたい内容を把握して、興味がある箇所を詳しく読む方法がおすすめです。この段階で、目的に合っていないと感じたり、レベルが高すぎると感じて、読了しない本もたまに出てきます。
「ちゃんと読む」が目的ではないことを忘れないようにしましょう。
重要と感じた箇所には付箋をつけたり、電子書籍だとマーカーを引くなど、振り返りできるように目印をつけておきます。
一通り目を通したら、早速実践に移していきましょう。本の内容を実践するのと並行して、今度は最初から丁寧に読んで、筆者が伝えたい内容を細かく理解していきます。
本の内容を1つ2つ実践してみる
ブログ運営や文章の書き方のノウハウを得ただけで満足していては、何も改善されません。本で学んで行動を起こすべき内容を書き出してみましょう。
初心者におすすめの本でも、本で得られるすべての情報をすぐに実践するのは難しいです。最低限の内容を知った後は、ブログを開設するなり記事を投稿するなり自分にできる行動を起こす方が良いです。
書き出した中から、目的に合った1つ2つのことを取り入れて実践してみましょう。
実際に行動に移すことで、ブログは着実に改善され、知識が定着します。どうしても、読んで知っただけではある程度の期間が経つと忘れてしまいがちです。
最初の行動がうまく効果が現れたら、書き出しておいた行動すべきことを次々と実践して、継続した改善を目標に作業を続けていきましょう。
完璧を目指さなくても良い
ブログ運営を成功させるノウハウを完璧に学んでから、始めようとするのは効率が悪いと、私は感じています。
- ブログについて最低限学ぶ
- ブログを作り記事を書く
- ブログ運営に行き詰まる
- 目的に合ったレベルの本で学ぶ
- ブログを書く
を繰り返して、その時に必要な情報を仕入れながら改善し続けるのがおすすめです。
ブログ運営について学んでいる間に、ブログを始めたい気持ちが萎えてしまってはもったいないです。
まとめ:ブログの全体像と文章の基礎を知ろう
ブログの初心者が読んでおくべきおすすめの本をたった2冊に厳選してご紹介しました。
1冊目はブログが分かる本として、『「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ』をご紹介しました。
著者は、ブログに興味がある方は誰でも知っているヒトデさんです。
アフィリエイトの基本から、具体的なブログを作る手順、ブログのアクセスを伸ばす方法、収益を増やす方法まで体系的に学べます。
副業としてブログを始めたいと考えている人を対象にした本なので、専門的過ぎずブログ運営に必要な情報が、初心者にも分かりやすくまとまっています。
2冊目は、文章の書き方が分かる本として、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』をご紹介しました。
内容が文章力に関する本質的なことなので、発刊から少し時間が経っていますが、今でも十分に役立つ内容です。
社内の新人社員に向けた研修をもとに書かれた内容とのことで、細かな言葉選びが学べるのに誰にでも分かりやすいです。文章の書き方を学んだことがない方にはぜひ読んでみて欲しい一冊です。
おすすめの本を読んだら、1つ2つでも良いので本に書いてあったことを実践してみてください。小さくても行動を起こすことでブログが改善され、読書に使った時間が報われます。
この記事が、JIN:Rを利用してブログを始めようかと検討されている方のお役に立てれば幸いです。